資生堂が最高賞を受賞!2025年日本パッケージングコンテストの成果
2025年に開催された日本パッケージングコンテスト(第47回)で、資生堂が多くの賞を受賞したことが話題になっています。特に目を引くのは、ディスペンサーポンプ型容器に先進の「LiquiForm®」技術を採用した『イプサ ME n 1~8』が、最高賞のジャパンスター賞、さらには経済産業大臣賞を受賞したことです。
新しい製造技術「LiquiForm®」の実力
「LiquiForm®」はボトル製造と中味液充填をワンステップで実現する技術で、これによりプラスチック使用量を56%削減し、温室効果ガスを48%減らしています。環境への配慮と製品の機能性を両立させた新しい形のパッケージです。化粧品の魅力を損なうことなく、心地よい使用感やデザイン性も兼ね備えています。
受賞作品のラインアップ
資生堂は『アネッサ パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー』や『イプサ ザ・タイムR アクア』、さらに『SHISEIDO アルティミューン™ パワライジング セラム』など、さまざまな受賞作品を展開しています。これらはそれぞれのジャンルでの包装技術賞を受賞しており、特に注目されているのがアネッサのUVパウダーです。持ち運びに優れ、清潔を保ちやすいデザインが評価されました。
パッケージングコンテストの意義
日本パッケージングコンテストは、年々多様化する消費者のニーズに応じて、優れた包装のデザインからロジスティクスまで幅広い視点から評価されます。今年は329件の応募があり、ジャパンスター賞が13作品、包装技術賞が35作品、包装部門賞が63作品となっています。受賞した作品には、GPマークの使用が許可され、さらには年間を通じての展示会でも紹介される機会があります。
サステナブルな未来への挑戦
資生堂は、R&D理念「DYNAMIC HARMONY」のもと、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。研究開発の柱である「Premium/Sustainability」では、製品の質を損なうことなく、環境への負担を軽減し、ユーザーの満足を高める価値を追求しています。今後も様々な技術開発や他社とのコラボレーションを進めていく方針です。
まとめ
資生堂が今回のコンテストで獲得した賞は、いずれもサステナブルな製品開発と包装技術の優秀性を示すものでした。これからも業界のリーダーとして、環境に配慮した製品づくりに挑戦し続ける姿勢が求められています。私たち消費者にとっても、これらの受賞製品は選択肢のひとつとして、環境に対する意識を高めるきっかけになることでしょう。