お米高騰時代の意識調査
2025-06-13 18:07:12

高騰するお米に対する消費者の意志:33.7%は変わらず購入し続ける

お米高騰時代の消費者意識調査



近年、原材料費や物流コストの上昇に伴い、食品価格が全体的に上昇しています。その中でも特に注目すべきは、お米の価格高騰です。お米は日本の食文化の中で中心的な存在であり、この価格上昇はただの物価の上昇にとどまらず、家庭の食卓や家計にも大きな影響を与える問題となっています。

調査の背景



株式会社ネオマーケティングによる調査では、2025年4月8日から9日の2日間にわたり、全国の20歳以上の男女を対象にお米に関連する意識を探るためのインターネットリサーチが実施されました。主食をお米とする消費者とそれ以外に分け、各500人ずつの合計1,000人を対象にしています。

購入頻度と意識の変化



調査の結果、55.9%の人が1年前と比較してお米の購入頻度が減ったと回答しており、特に主食がお米以外の方では62.0%がこの傾向にあることがわかりました。お米の高騰は多くの人にとって直面している現実で、特に主食としてお米を食べない層では購入頻度の減少が顕著です。

さらに、今後お米の価格が高騰した場合でも「今と変わらない量を食べ続ける」と回答したのは全体の33.7%。これは変わらずお米を食べると強く意志を持つ消費者層が一定数存在することを示しています。

代替主食の選択肢



一方で、66.3%の人が「お米を少し減らす」または「大幅に減らす」と回答しており、特に主食がお米以外の層では、価格高騰に対してより積極的にお米を減らす意向が見受けられます。代わりに「パン」や「パスタ」、「うどん」といった他の主食を選ぶ傾向が強まっています。調査によると、お米の代わりに最も多く選ばれたのは「パン」で、50.5%がこれを挙げています。

店舗選びと購買行動



お米の購入場所としては、主に「スーパー」が74%を占めており、ECとドラッグストアも一定の支持を得ています。特に、ドラッグストアの食品取り扱いの増加が影響している可能性も示唆されています。実際の店舗で商品の比較をしながら購入することが、依然として根強い選択肢であることが分かります。

消費者の価格感覚



調査において、現行のお米5kgの平均価格が3,105円であるとされた中、消費者が日常的に購入したいと思えるお米の価格上限は2,500円未満が多く、44.7%がこの価格を挙げています。人々は基本的に現在の価格水準が「高すぎる」と感じている状況です。一方で、5,000円以上に達すると購入をためらうという意見も過半数で、多くの消費者が「5,000円は高すぎる」と認識しているのが現状です。

まとめ



お米の価格高騰は、購入行動や代替主食の選択に大きな影響を与えています。消費者の中には価格にかかわらずお米を食べ続ける意志の強い層も存在する一方で、他の主食を選ぶ傾向も顕著です。今後の主食選びや食品市場の動向は、このような消費者の意識に基づいて変化することが予想されます。この調査は、マーケティング活動における戦略検討の参考としても非常に価値のあるデータを提供しているでしょう。


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