3Dプリント技術が紡ぐ新しい舞台美術
2026年4月22日から5月16日まで、TAKANAWA GATEWAY CITYにおいて特別公演「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」が上演されます。この舞台は、手塚治虫の名作『火の鳥』を原作に、観客が漫画の世界に没入することを目指した新しい形のライブパフォーマンスです。
舞台美術のデザインと制作
本公演における舞台美術は、株式会社積彩が担当しています。積彩は、3Dプリンティング技術を活用し、滑らかな曲線を描く有機的な形状を持つ造形物をデザイン・制作しました。舞台全体のフォルムは、翼をたたんで静かに佇む鳥をイメージしており、ただの背景ではなく、物語の一部として観客に強い印象を与えることを目指しています。
環境に配慮した制作
特に注目すべきは、使用される素材にあります。積彩はリサイクルプラスチックを使用し、舞台美術の制作過程で生じる廃棄物の削減に取り組んでいます。通常、舞台美術は公演ごとに新たに制作されるため、よく廃棄されがちですが、今回は使用後の造形物を粉砕し、再び原料として活用することで、持続可能な制作方法を実現しました。これにより、公演終了後も素材として循環し、環境負荷を抑えた製品作りにつながります。
新たなマンガ体験
「MANGALOGUE:火の鳥」は、観客が間近で楽しむことができる巨大LEDやロボットアームなどの演出を通じて、ストーリーを自らの体験として味わえる新しいマンガ体験を提供します。空間表現と技術の融合により、物語がよりドラマティックに展開されることが期待されます。
積彩の技術とは
株式会社積彩は、デザインとファブリケーションを手がけるスタジオで、3Dプリンティングを駆使した独自のサーフェスデザインを特色としています。この技術によって、光と視点の変化に応じて多様な表情を持つ作品を生み出し、多くの賞も受賞しています。富山デザインコンペティション2020でのグランプリ受賞や、Innovative Technologies 2022、Design Shanghai Picks 2024などの受賞歴がその技術力を証明しています。
ぜひ実際に体験を
この公演では、舞台美術に加え、ストーリーや演出も注目です。積彩の3Dプリンティング技術を駆使した新しい舞台の世界へ、ぜひ足を運んでその魅力を体験してみてください。これからの舞台芸術の可能性が広がる瞬間をお楽しみに。