HYMYの実験アルバム『Resonance』に込めた意図
HYMY株式会社からリリースされたアルバム『Resonance』は、音楽を「世界の見え方」を研究するための対象として捉えた画期的な作品です。このアルバムは、単なる音楽作品の発表に留まらず、音楽が人間の感情や生命力に与える影響を探求するための第一歩とも言えるでしょう。
背景と目的
HYMYは「人生を、消費から発見へ。」をビジョンに掲げ、人々がどのように世界を意味づけ、何に共鳴しながら生きているのかを深入りして研究しています。その研究過程で生まれた疑問、「なぜ特定の音楽が人の身体を動かし、積極的なエネルギーを生み出すのか?」に対する答えを探すために、今回のアルバムを制作しました。
この作品は、音楽そのものを評価するのではなく、音楽がどのように人々の世界観を変化させるのか、という点に重点を置いています。音楽を介した新たな人間理解に寄与するため、様々な要素を変化させる実験を行っています。
音楽の要素を基にした探求
『Resonance』では、歌詞、曲調、テンポ、リズム、楽器、ボーカル、ハーモニーといった多岐にわたる要素が考慮されています。それらを変化させることによって、聴き手の感情や身体感覚、さらには世界の見え方にどのような影響を与えるかに挑戦しています。HYMYはこの現象を「共鳴(Resonance)」と呼び、これを通じて自己とのつながりが立ち上がる体験を追求しています。
将来的には、各人が何に共鳴しやすいのかを理解するための「Resonance Pattern」を明らかにしていくことを目指しています。
Moon&Meとの関連性
この研究は、自己観察アプリ「Moon&Me」とも関連しています。このアプリでは、自身を理解するだけでなく、何に共鳴すると活力が湧き起こるのかを探る新たなテーマが取り入れられています。『Resonance』は、その音楽的表現を用いた最初のアウトプットであり、今後は音楽だけでなく映像や文章、対話など様々な表現方法を通じて深い探求が進められます。
アルバムの詳細
- - タイトル: Resonance
- - アーティスト: HYMY Studio
- - リリース日: 2026年7月29日(満月)
- - 収録曲数: 10曲
- - 配信サービス: Apple Music、Spotify、Amazon Music、YouTube Music、LINE MUSICなど主要音楽ストリーミングサービス
このアルバムは、音楽が引き起こす様々な反応を観察する機会を提供しています。HYMY株式会社の代表、大平知佳氏は、「この音楽は作品ではなく問いです」と語り、聴く人々に自身の反応を見つめ直すきっかけとなることを願っているとのことです。
未来へのビジョン
HYMYは今後もAI、認知科学、心理学、Human-Computer Interaction(HCI)などの分野を横断しながら研究を進めています。「人生を、消費から発見へ。」というビジョンを元に、自己観察アプリ「Moon&Me」を含むさまざまな形で研究成果を社会に還元し、人々が自分自身や世界との新たな関係性を発見できる機会を創出していく予定です。