10周年を迎えたチャリティーライブで小児がん啓発を推進した「オンコロライブ2025」
2025年9月、豊島区で開催された「Remember Girl's Power !!(オンコロライブ)2025」は、10回目となる節目のイベントです。このチャリティーライブは、15歳から39歳の小児・AYA世代のがん及び臨床試験についての啓発を目的としています。
圧倒的な参加者数で成功を収めた2025年のライブ
今年のイベントには、延べ60,541名の参加者が集まりました。現地では329名の有料観客が、またオンライン視聴者も約5,196名に上り、質問応答やパフォーマンスを通じて多くの人々ががんに対する理解を深める機会となりました。さらに、寄付金額は合計で2,598,658円に達し、これらの寄付は小児がんやAYA世代に関わる15の支援団体やプロジェクトに振り分けられることが決定しています。
新たなアウェアネス・アンバサダー月埜みみさんの就任
次回の「オンコロライブ2026」の実施も決定しており、これを記念して新たに月埜みみさんがアウェアネス・アンバサダーに就任しました。現役の看護師として、患者やその家族に寄り添う活動の経験を持つ月埜さんは、アイドルとしての影響力を生かして、がんに対する理解を深めるために力を尽くすことが期待されています。彼女自身も、医療従事者としての視点から「がんが身近な問題であること」を広めることを目指しています。
「オンコロ」はさらなる啓発を実施
「オンコロ」の実行委員会は、今回のライブが多くの人々にがん疾患に対する関心を促進できることに手応えを感じています。調査によると、参加者の約98%がこのチャリティーライブの意義を実感しており、その多くががん疾患の啓発にエンターテインメントが有効であると考えいています。今年のイベントでは、多くのアーティストが参加し、視聴者に楽しくも深いメッセージを届けました。
多彩な参加団体に寄付を実施
集まった寄付金は、様々な団体へ分配されます。支援した団体には、がん患者のためのケアや交流の場を提供する団体、治療情報を提供する団体などが含まれます。具体的な内訳としては、小児がんを支援する団体や、患者家族の力になっている団体への寄付が決まっており、このようにしてがんとの闘いを支えるコミュニティが形成されることを目指しています。
次回の開催に向けて
次回の「オンコロライブ2026」は、2026年9月17日から20日まで池袋で予定されています。また、月埜みみさんのような注目のアンバサダーと共に新しい形のがん啓発活動が進められることが期待されています。この取り組みを通じて、より多くの人にがんに対する理解が広がり、支援の輪が広まることでしょう。
今後も「オンコロ」を通じて、小児がんやAYA世代に向けた情報の発信に注力し、次回のイベントへ向けた準備が進められます。ライブを通じて、一人でも多くの方ががんと向き合う勇気を持ち、必要な情報を手に入れることができるよう、これからも活動していきます。