ふるさと納税リピーターが語る!人気自治体と支持の理由
近年、多くの方に利用されているふるさと納税ですが、実際に繰り返し利用している方々がどのような価値を見出しているのか、詳しく見ていきましょう。最近発表された調査結果を通じて、リピーターが選ぶ人気の自治体やその理由を探ります。
調査の背景と目的
日本全国の20歳以上の男女3,000名に対して行われた調査で、特に同一自治体・同一返礼品に対して2年度以上の寄付を行った370名を対象に独自のアンケートを実施しました。この調査では、リピーターがどこの自治体を選ぶのか、またその理由が焦点となっています。
リピーターの実態
調査結果を見てみると、ふるさと納税を利用したことがある方の約62.2%は未経験であるのに対し、37.8%はすでに経験者です。その中でも、約70%の経験者が3年度以上ふるさと納税を続けています。これは、制度を体験したことでリピーターになったということを示しています。特に同一自治体、同一返礼品を選ぶ傾向が強いのが特徴で、リピート率は7割にも上ります。
人気返礼品の傾向
リピーターが選ぶ返礼品カテゴリでは、1位が魚介類(特にホタテやウナギ)、2位が肉類(牛肉や豚肉)、3位は米(コシヒカリ)が挙げられます。また、果物や工芸品といった「隠れた名品」も支持されています。こういった食品系の返礼品が圧倒的に人気を集めていることが調査から明らかとなりました。
何度も選ばれる自治体ランキング
リピーターが挙げる人気自治体ランキングでは、1位が北海道の紋別市(ホタテ)、2位が宮崎県の都城市(肉類)、3位が大阪府の泉佐野市(多様な返礼品)となっています。特に名品を提供する自治体には、信頼が寄せられていることがわかります。これらの地域は、味や品質が優れているという共通点があります。
リピーターが選ぶ理由
リピーターが同じ自治体や返礼品を選ぶ理由としてよく挙げられるのは、「品質や味の満足」が最多の回答でした。寄付者はシビアに評価し、特に「価格と内容量のバランス」や「保存のしやすさ」なども選択の決め手になっています。また、「自治体への愛着」や「何度も選んでいるため探すのが面倒」という意見も聞かれました。
まとめ
リピーターが選ぶ人気自治体とその理由について見てきましたが、ふるさと納税は単に返礼品を得るだけでなく、地域を応援する手段でもあります。今後、総務省の方針により「ポイント付与制度」が廃止される見通しですが、それでも品質や信頼のある返礼品は、利用者にとって重要な要素であることは変わりません。ふるさと納税を利用する際は、自治体や返礼品の特徴をしっかりと考慮し、賢い選択をしていきたいですね。