第九コンサート大成功
2025-03-19 11:20:51

群馬県太田市、20周年を祝う「第九コンサート」が成功裏に開催

群馬県太田市、20周年を祝う「第九コンサート」が成功裏に開催



2025年3月9日、群馬県太田市のオープンハウスアリーナ太田にて、記念すべき「第九コンサート」が開催され、参加者の熱気とともに歓喜の歌声が広がりました。このコンサートは、2005年に旧太田市と3つの町が合併して新たに誕生した現在の太田市の20周年を祝うために企画されたもので、観客と参加者、関係者に感謝の意を込めてその成功を振り返ります。

合唱団の規模に驚愕



コンサートの目標は「3000人の合唱」。昨年の5月から募集を開始し、全国から参加者が集まりました。地域都市でのこの挑戦は、当初無謀と言われましたが、当日はなんと北海道から九州までの様々な世代2200人が参加し、アリーナの半分を合唱団が埋め尽くしました。

目標には届かなかったものの、その規模は全国的にも評価され、サントリーの1万人の第九や国技館の5000人に次ぐ大舞台として認識されました。

ベートーヴェンの「人間くさい」音楽



今回のコンサートを指揮したのは、著名な指揮者藤岡幸夫さん。彼は数多くのオーケストラを指揮してきたベテランですが、この大規模な合唱に対しては当初半信半疑だったそう。しかし、合唱参加者を対象に行われた練習会でその実力に手応えを感じたといいます。指揮者練習会では、ベートーヴェンの思いや人柄について参加者に伝え、音楽の奥深さを体感してもらう機会となりました。

コンサート当日は、藤岡さんの「人間くさい」音楽を表現しつつ群馬交響楽団とプロのソリスト(ソプラノ野々村彩乃さん、メゾソプラノ富岡明子さん、テノール西村悟さん、バリトン宮本益光さん)によるリードの元、大合唱団が壮大な歌声を共にしました。その結果、生き生きとした音楽の中で、観客と出演者、スタッフの歓喜の思いが交錯し、フィナーレでは会場全体が熱狂に包まれました。

市の成長を誓う式典とコンサート



コンサートの前には、午後1時30分から太田市20周年記念式典も行われました。市長の挨拶や功労者の表彰が行われ、多くの来場者が誇りを持って太田市の未来を誓う感動的な瞬間でした。約4600人の観衆が一つになり、希望に満ちたひとときを過ごしました。終演後には、地元の経済同友会や小中学生が象徴的なメッセージ入りのランタンを浮かべ、共に祝う美しいクライマックスを迎えました。

文化の振興と交流の場



「第九コンサート」はただの記念イベントだけではなく、地域文化の振興と関係人口の拡大にも寄与しました。清水市長からは、第九コンサートの2回目の開催に意欲的な発言もあり、今後のさらなる文化の発展に期待が寄せられています。第九が持つ魅力は、地域や世代を超えた交流の場を提供することでもあります。練習は昨年の6月から続けられ、100人以上の参加者が集り、指導者からの指導を受けながら技術を磨きました。遠方の参加者も、動画での学習を通じてつながりを持ち続け、当日は大いに盛り上がりました。

コンサートの様子を放送予定



なお、この盛況だったコンサートの一部は、地元の「エフエム太郎」で放送される予定です。第4楽章の合唱部分や参加者のインタビューなどがオンエアされ、全国の皆様にもその興奮をお届けします。放送は令和7年3月20日午後2時からの約30分ですので、ぜひご覧ください。

この歴史的なコンサートの成功が、今後の太田市の文化活動に大きな影響を与えることを期待しています。


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