能登の和栗を贅沢に使ったプレミアムケイク
もうすぐ2025年1月11日、能登の特産品をふんだんに使った新スイーツ、「熟成焼き栗のケイク栗熟(う)るる日に」が発売されます。静岡県浜松市の春華堂から、完全予約制で限定販売されるこのケイクは、能登松尾栗園からの最高級の和栗を使用し、特別な熟成焼き栗ペーストをサンドした絶品です。
能登の栗とその背景
この商品は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で影響を受けた能登松尾栗園の松尾和広氏によって開発されました。松尾氏は愛知県出身で、栗栽培に情熱を持ち、脱サラ後に能登の地で栗農家として成功を収めました。地震後は静岡に移住し、「遠州・和栗プロジェクト」の一員として活動しており、国内の栗の生産を支えようと取り組んでいます。この努力により、高品質の和栗が新たな価値を生み出しているのです。
遠州・和栗プロジェクトとは?
「遠州・和栗プロジェクト」は、日本各地域の和栗の魅力を再発信し、「WAGURI」ブランドの確立を目指しています。生産者と消費者が共に、持続可能な地域作りを進めており、その結果、和栗の品質向上が見込まれるというもの。栗生産者が抱える課題にも向き合い、イノベーションを活かすことで日本の一次産業を活性化させる取り組みです。
プレミアムケイクの誕生
「熟成焼き栗のケイク栗熟るる日に」は、全国的に認められつつある和栗の中でも選りすぐりの栗を使用。焼き栗が18年の経験を持つ松尾栗園から、熟成焼き栗ペーストに仕上げたものを使うことで、奥深い甘みを引き出しています。このペーストは、収穫後の生栗を約40日間冷蔵熟成することで、最大糖度36度にまで高めたもの。ケイク全体の約30%をこの贅沢なペーストが占め、和栗の風味を贅沢に楽しむことができます。
商品の特徴
このケイクの生地には国産小麦やてんさい糖といった素材をふんだんに使い、甘みを控えめに仕上げることで栗の味を最大限引き立てています。さらに、パティスリー「ピエール・プレシュウズ」の寺島直哉シェフが監修し、最もおいしい状態で提供するために、砂糖がけは当日の朝に施されています。
限定販売と予約方法
この特別なケイクは、2025年1月11日から3月29日までの期間中、毎週土曜日のみに受け取ることができ、毎日限定10本が完全予約制で販売されます。価格は6,480円(税込)。松尾氏の想いと共に、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
先日開催したイベントでの好評
昨年9月に開催された「夕ざりの和栗茶事」では、このケイクが手土産として提供され、参加者から高い評価を得ました。能登の和栗を広く知っていただくための第一歩として、WAGURIブランドの魅力が国内外に広まっています。
この新たなスイーツは、和栗の未来を共に応援する一つの手段ともなります。能登の自然と情熱が詰まったケイクを、ぜひこの機会に楽しんでください!