奇跡のスイーツ展『旅する灯台パフェ』が開催されました
日本財団が主導する「海と灯台プロジェクト」の一環として、一般社団法人海洋文化創造フォーラムは、灯台記念日に合わせた特別なイベント『旅する灯台パフェ』展を開催しました。この展覧会は11月1日から8日までの8日間、東京都港区のソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL」にて行われ、多くの人々が集まりました。
スイーツで感じる灯台の物語
国の約3,000基にも及ぶ灯台。形や景色がそれぞれ異なり、全てに独自の物語が秘められています。本展では、その灯台の魅力を味覚で体験できる新しい試みとして、「灯台パフェ」を5種類用意しました。これらのパフェは、全て独自のデザインや味わいで灯台を再現。各パフェは、次の3つの条件に基づいて構成されています。
1.
灯台型グラス:灯台をイメージさせる縦長グラスに層を重ねる形で演出。
2.
こんもりとしたヤマ:灯台の灯ろう部分を具材で表現。
3.
レンズデコレーション:灯台のレンズのきらめきを模した素材をトッピング。
例えば、観音埼灯台パフェは、青と白のコントラストが美しいブルーキュラソーゼリーとミルクプリンで、海と光の関係を見事に表現しています。また、神威岬灯台パフェはマスカルポーネクリームとコーヒーゼリーで、灯台の外観をスタイリッシュに再現しています。このように、全5種類のパフェは、それぞれ異なる灯台の個性を繊細に表現していました。
さらに、パフェを注文した来場者にはARアクリルスタンド付きの特製ブロマイドがプレゼントされ、事前予約者には限定ステッカーが用意されるなど、参加者には嬉しいサプライズがありました。SNS上では、訪れた人々がパフェや展示を楽しむ様子をシェアし、大きな盛り上がりを見せました。
知識と体験を両立する展示
会場では、パフェと同時に灯台の構造や歴史、地域との繋がりを掘り下げる展示も行われ、訪れた人々が多角的に灯台を理解できるような工夫が施されていました。灯台の位置や特徴を紹介するパネルが展示され、来場者は灯台の物語を視覚的にも体感できるようになっています。
また、灯台を擬人化したキャラクター『燈の守り人』とのコラボレーションも話題を呼び、音声ドラマを体験できるリスニングコーナーや、キャラクターと写真が撮れるフォトスポットも設置されました。この展示は、五感で灯台の魅力を楽しむことができました。
声優との公開収録やトークイベントも
11月2日には声優・服部想之介さんをゲストに迎えた公開収録が行われ、会場は大いに盛り上がりました。さらに、11月4日から7日まで行われたトークセッションでは、さまざまなゲストが登場し、灯台についての見解や体験を語る場となりました。
イベントを企画した株式会社SIGNINGの佐藤亨さんは、「地域の特産物を活かし、色で灯台を表現する工夫をしている」と語り、灯台パフェを通じて地域への愛着を感じてほしいと願っていることを伝えました。
次世代につなぐ灯台文化
一般社団法人海洋文化創造フォーラムは今回の展覧会を通じて、全国各地で独自の「灯台パフェ」を展開し、地域の文化をスイーツで発信することを期待しています。本展で掲げた「灯台パフェ三つの条件」は、これからの灯台パフェの創造に向けたインスピレーションとして、多くの地域やクリエイターに利用されることを願っています。灯台の魅力を新たな視点で体感できる本展は、次世代へ灯台文化を引き継ぐ素晴らしい試みでした。