新たな青春の光を描く小説『私たちはたしかに光ってたんだ』
2023年4月9日、文藝春秋から本作『私たちはたしかに光ってたんだ』が登場しました。この作品は、金子玲介さんによる軽音楽部の女子高校生たちの奮闘と、彼女たちが10年後どのようになっているのかを描いた心温まる青春バンド小説です。
著者 金子玲介の新たな挑戦
金子玲介さんは、前作『死んだ山田と教室』で鮮烈なデビューを果たしました。彼の描くストーリーは、若者たちの心情に深く響くもので、多くの読者を虜にしています。本作では、大好きなバンドを辞めた瑞葉(みずは)が、友人の朝顔(あさがお)とともに結成したバンド〈さなぎいぬ〉の10年間の物語を通じて、仲間との友情や音楽への愛を描いています。
高校生活の輝きと10年後の葛藤
物語の最初、瑞葉たちは「紅白に出る」という夢に向かって突き進みます。しかし、様々な壁にぶつかりながらも彼女たちは成長し続けます。物語の舞台である高校生活の一瞬一瞬を大切にしながら、彼女たちの夢の実現に向けての葛藤が描かれています。10年後の瑞葉がPCに向かい、かつてのバンドが紅白に出るというニュースを目にしたときの感情は、多くの人に共感を呼ぶでしょう。
有名人からの絶賛レビュー
本作の発売に際し、M-1王者のたくろう・きむらバンドさんや、著名な音楽家のアンジェリーナ1/3さんなど、多くの有名人から推薦文が寄せられています。たくろうさんは、「何かを始めた時の熱い気持ちが詰まっていて心を揺さぶられた」と述べ、アンジェリーナさんは「読み進めるうちに、まるで音楽が聴こえてくるようだった」とその魅力を語っています。
中高生からの熱い反応
特に注目すべきは、著者と同じ世代の中高生からの反応です。春休みに行われた読書会では、多くの学生が集まり、自らの思いを語りました。「初めて本で泣きました」といった感想が続出し、作品がどれほど彼らに影響を与えたのかがよくわかります。高校生の小林さんは、最後の演奏シーンについて「まるで曲と会話しているようだった」と表現し、作品の没入感を強調しています。
青春の光を探して
金子玲介さんは、「鳴り止まない青春と人生の光を描いた」と語っています。本作は、ただの音楽小説ではなく、青春の輝きとその背後にある切なさを深く掘り下げています。高校生活の一瞬、友人との思い出、音楽の中に表現された夢。それらの要素が一つになり、読者の心に響く作品に仕上がっています。
書誌情報
- - 書名:『私たちはたしかに光ってたんだ』
- - 著者:金子玲介
- - 定価:1650円(税込)
- - 出版社:株式会社文藝春秋
- - 発売日:2023年4月9日
この作品を通じて、自らの青春を振り返ってみるのも良いでしょう。音楽とともに過ごした日々の輝きに、再び目を向けるきっかけになるかもしれません。#わたひか