新作音楽の紹介
2025-03-28 09:58:21

雅楽とクラシックが融合した新音楽、NHK「とちぎ630」誕生の舞台裏

NHK「とちぎ630」新音楽の誕生



2025年3月31日より放送が開始されるNHKのニュース番組「とちぎ630」では、新たに音楽が大幅にリニューアルされ、話題を呼んでいます。この新しい音楽を手がけたのは、株式会社Drifterに所属する作曲家の石田多朗氏。彼は、世界的ヒットドラマ『SHOGUN 将軍』でのアレンジを通じて、名が知られるようになりました。この度の音楽制作においては、エミー賞やグラミー賞にノミネートされた実績を背景に、雅楽と西洋クラシック音楽を融合させた唯一無二のニュース音楽を制作しました。

音楽のスタイルと制作



音楽のスタイルは、1300年の歴史を持つ雅楽を基盤としており、西洋音楽の要素が巧みに取り入れられています。このユニークな作品では、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、笙(しょう)、楽琵琶(がくびわ)、楽箏(がくそう)などの雅楽器に加え、バイオリン、チェロ、ピアノといった西洋楽器を用いて、全く新しい響きを生み出しています。

レコーディングは、名スタジオとして知られるNHK CR-509で行われました。ここでは、雅楽の楽器と西洋楽器がリハーサルを重ね、特異な音楽体験を目指しました。石田氏が制作した曲は、番組のメインテーマやオープニング曲、さらには独自の哲学に基づいた気象情報の音楽など、全10曲におよびます。

なぜ「ニュース番組」に雅楽を?



栃木県は、歴史的な文化が豊かに残る場所であり、天皇陛下の御用邸や日光東照宮がその象徴です。石田氏は、この地域の日常の中に雅楽を根付かせたいという思いから、ニュース番組に雅楽を取り入れることを決意しました。これにより、地域の文化への理解を深める機会を提供し、雅楽が現代のライフスタイルに自然に溶け込むことを目指しています。

オープニングアニメーションと今後の展望



また、番組のオープニングアニメーションは、NHK連続テレビ小説『虎に翼』のOP映像を手がけたアーティスト、シシヤマザキ氏が担当しています。彼の繊細で詩的なタッチが、動画を通じて視聴者に深い印象を残します。

音楽制作の詳細やレコーディングの様子は、2025年4月4日放送のNHK「とちスペ」で特集されます。音楽と映像がどのように作られたのか、その過程を知る貴重な機会です。この特集では、雅楽とクラシック音楽の融合に込められた作り手の想いが伝えられるでしょう。

まとめ



NHK「とちぎ630」は、ただのニュース番組ではなく、音楽を通じて地域の文化を再発見する場でもあります。新しい音楽がもたらす感動を通じて、私たちも新たな視点で日常を見つめ直すことができるのです。忘れられない音楽体験をどうぞご期待ください。


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