TOPPANの新たな挑戦
TOPPAN株式会社が新しい「チューブなパウチ®」の遮光タイプを発表しました。これは環境に優しいだけでなく、化粧品や薬品の品質保持にも役立つパッケージとして期待されています。2025年10月22日からの販売を予定し、花王株式会社の「キュレル潤浸保湿フェイスクリームつめかえ用」などに採用されています。
環境配慮を考えた選択
持続可能な社会の実現が求められる昨今、TOPPANは2020年に「チューブなパウチ®」を開発し、大幅なプラスチック使用量とCO₂排出量を削減することに寄与しました。最近の環境負荷低減への取り組みにおいて、パッケージの重要性が増しており、TOPPANでは市場からの要求に応えながら、更なるサステナブルパッケージの開発を進めてきました。
遮光タイプの特長
新しい遮光タイプの「チューブなパウチ®」は、アルミ蒸着フィルムを使用して高い遮光性を実現。これにより、光による劣化を防ぎ、内容物の品質を保つことができます。従来の透明なパッケージでは、光によって成分が分解したり変色してしまうことがあったため、利用に制限がありましたが、この新製品はその問題を解決します。
製品の利点
さらに、TOPPANは独自の溶着技術を駆使し、蒸着層を傷めない最適な方法で製品を安定化しました。これにより、成分が劣化することなく、安心して使用できる環境配慮パッケージが誕生しました。胴体部分は薄く、軽量かつ持ちやすいデザインを採用しており、プラスチック樹脂の使用量を30%以上も削減しています。これは環境への負担を軽くするだけでなく、ユーザーにとっても扱いやすい製品となっています。
未来を見据えて
TOPPANは、更なる環境配慮パッケージの開発を続け、トイレタリーや医薬品、食品分野においても展開を行っていく方針です。2030年にはすべての包装が再利用・リサイクル可能にする目標に向けて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化していきます。
「第5回サステナブルマテリアル展」での展示も予定しており、多くの人々にこうした新しいパッケージの良さを知ってもらいたい考えです。サステナブルな未来に向けたTOPPANの挑戦に、ぜひご注目ください。