コーセーがアイシャドウコンパクトの持続可能な未来を切り拓く
最近、コーセーはアイシャドウコンパクトにおける大きな革新を発表しました。株式会社コーセーは、吉田コスメワークスと共同開発を進めることで、国内初となる完全モノマテリアル化を実現したのです。この技術革新により、アイシャドウコンパクトの容器が樹脂(PET)素材で統一され、すべてのパーツがリサイクルしやすくなりました。
モノマテリアル化の意義
これまでは、アイシャドウコンパクトの蓋と本体をつなぐために金属製の軸ピンが使用されていました。この軸ピンは構造上必要不可欠ですが、金属製であるため、廃棄時にリサイクルが困難という問題がありました。しかし、コーセーの新しいコンパクト容器では、この法外な障壁を取り除くことに成功しました。樹脂に全てを統一することで、リサイクル工程がスムーズになり、環境へも優しい仕様になっています。
特に、樹脂素材は高い透明性を持ちながら、化粧品に求められる強度やデザイン性を兼ね備えています。この革新により、今まで強度や機能が求められた蝶番部分でも樹脂化が実現しました。これにより、高価格帯ブランドの容器にも対応できるようになり、ユーザーにとっても選びやすいアイテムとなりました。
環境への配慮と使用者の選択肢
コーセーは、これまで持続可能な社会の実現に向け、さまざまなアプローチをしてきました。使用済みスキンケア容器の回収やつめかえ容器の導入など、環境配慮のニーズに応える努力をしています。モノマテリアル化技術を確立することで、お客様にさらなる選択肢を提供し、エコフレンドリーな製品を求める声に応える一歩となります。
難易度の高い技術革新
樹脂化に伴う強度不足を克服するため、コーセーではサイズを1/100mm単位で調整する精密な技術が求められました。金属の特性を模倣しつつ、耐久性やデザインの自由度を損なわない容器を目指しました。特に高品質な見た目は、この技術革新を支えている大きな要素です。
コーセーは、今後も資源の循環を加速させ、持続可能な未来に向けた製品作りを推進する意思を持っています。より環境配慮型の材料を用いた製品がこれからも登場することが期待されるでしょう。
コーセーの持続可能な未来
同社の中長期ビジョンにおいて、環境負荷の軽減は重要な目標として掲げられています。リサイクル樹脂やバイオマス樹脂など非化石由来の素材の導入を進め、2030年までに50%の比率を目指しています。
今後も引き続き「美しい知恵 人へ、地球へ。」とのメッセージを胸に、コーセーは化粧品業界における責任を果たし、次世代に向けた環境保全に寄与していくのです。これからのコーセーの動きは、私たちにも大きな影響を与えることになりそうです。