伝統をリブランディングした新たな舞踊「ネオ安来節」とは?
島根県安来市にて、伝統芸能の発展が目指され、新たに生まれた舞踊「ネオ安来節」。この作品は、地域資源を活用したエンターテインメントのプロジェクト「Channel47」によるもので、最新の映像と音楽をともに融合した内容が特徴です。
今回は「ネオ安来節」の誕生の背景や、その魅力について紹介します。
「ネオ安来節」の誕生
「ネオ安来節」は、安来市が主導する観光資源の創出プロジェクトから誕生しました。「安来節を世界に!」というテーマのもと、伝統芸能の安来節を現代風にリブランディングすることを目的としています。これにより、観光資源の新たな魅力を引き出し、地域の経済を活性化する狙いがあります。
プロジェクトを担当する一般社団法人Channel47は、日本各地の文化を世界に発信することを使命に掲げています。彼らの手によって制作されたこの作品は、サウンドプロデューサーに著名なアーティストのRAM RIDER、振付師にはKARINを迎え、さらには衣装デザインに新しい学校のリーダーズで知られるmasato(fantastic!)が参加しました。
キービジュアルとしてのミュージックビデオ
「ネオ安来節」の魅力は何よりもその視覚的なインパクトです。ミュージックビデオは、安来節演芸館を中心に、歴史的建物や美しい自然が堪能できる安来市内をくまなく舞台に使用しました。また、映像の中には586年から1400年以上の歴史を持つ清水寺、安来港といった名所が登場し、地域の文化的資源が存分に活かされています。
現代的な要素が取り入れられており、「デジタル」「エキゾチック」といった新たな感覚が加わることで、伝統と現代が美しく交差する作品に仕上がっています。映像自体が観光資源としても機能することを目指しており、新しい視点から安来市を訪れる人々に楽しんでもらうことを意図しています。
ドキュメンタリー映像と感情の共有
さらに制作されたドキュメンタリー映像では、RAM RIDERとKARINが舞台背後にある制作の過程や思いを語る様子が収められています。この中では、安来市市長や安来節保存会のメンバーからのインタビューも行われ、安来節が持つ文化的背景や「ネオ安来節」の意義についても触れています。
初披露セレモニーと今後の展開
「ネオ安来節」は、2024年11月13日に開催される国際会議「お互いフォーラム」で初披露される予定です。KARINやダンサーたちが見事なパフォーマンスを披露し、またサウンドプロデューサーRAM RIDERがトークパートで創作への思いを語ります。このイベントを通じて、地元の人々に新たな地域の文化を広めることが期待されています。
今後、「ネオ安来節」は市民ダンスとしてリデザインされ、インバウンド誘客や国際交流事業にも寄与するようなコンテンツへと成長していく計画です。
動画は、安来市の公式チャンネルや安来節演芸館のモニターなどで公開される予定です。伝統と現代が融合した新たな舞踊「ネオ安来節」をぜひご覧ください。
公式HP での情報更新をチェックしてみてください。