9月8日は「ハヤシの日」
毎年9月8日は「ハヤシの日」として、丸善創業者・早矢仕有的(はやし ゆうてき)の誕生日を祝う特別な日です。この記念日は2016年に日本記念日協会に登録され、毎年この日に関連イベントが行われています。
ハヤシライスの起源
「ハヤシライス」の起源は、明治初期に遡ります。創業者の早矢仕有的が西洋料理と親交を持ちながら、訪れる外国人のおもてなしとして考案したという説が主流です。彼はあり合わせの肉や野菜を使い、ご飯と一緒に振る舞ったと伝えられています。この料理は次第に「早矢仕さんのライス」と呼ばれ、東京の街のレストランのメニューにも登場しました。
丸善の歴史とハヤシライス
丸善では昭和29年(1954)から「丸善のハヤシライス」として、この料理を提供し続けています。その味と香りは、世代を超えて多くの人々に愛され、様々な形で商品化されてきました。
- - 1989年には創業120周年を記念し、洋食シリーズ缶詰「新厨房楽」を発売。
- - 2016年にはレトルトパックも登場し、忙しい日常でも楽しむことができます。
このように、丸善とハヤシライスは明治から現代にかけて、深い関係を築いてきました。
2025年の「ハヤシの日」キャンペーン
2025年も「ハヤシの日」として、数々の特別なキャンペーンが準備されています。特に注目は、数量限定で販売される「新厨房楽 ハヤシビーフ」のトートバッグセットです。以下のように3つのセットが用意されています:
- - Aセット: 新厨房楽「ハヤシビーフ」3個+小トートバッグ 税別1,800円
- - Bセット: 新厨房楽「ハヤシビーフ」5個+中トートバッグ 税別3,000円
- - Cセット: 新厨房楽「ハヤシビーフ」10個+大トートバッグ 税別6,000円
これらのセットは、丸善の各店舗で数量限定で販売され、売り切れ次第終了となるので、早めのチェックが必要です!
さらに、店内カフェでは指定メニューのハヤシライスを特別価格で提供予定です。例えば、丸善丸の内本店や日本橋店では、9月8日のみポーク早矢仕ライスを通常価格から大幅に割引した1,000円で楽しむことができます。
早矢仕有的の生涯と影響
早矢仕有的は、天保8年(1837年)に岐阜県で生まれました。医師を志した彼は、江戸で開業し、その中で多くの外的文化と出会います。その中で、洋書や医療器具を販売する「丸屋商社」を創業し、西洋文化を日本に広める重要な役割を果たしました。
丸善創業者資料展
2026年には、丸善創業者にまつわる貴重な資料を展示する「早矢仕有的資料展」が丸善丸の内本店で開催されます。この機会に、彼の偉業やハヤシライスの歴史についてさらに深く学ぶことができるでしょう。
まとめ
「ハヤシの日」は、ただの食の記念日ではありません。これは、丸善が続けてきた文化の一部であり、未来へと繋がる大切なイベントです。皆さんもこの機会に、ハヤシライスを楽しみながら、その歴史に触れてみてはいかがでしょうか?