地域活性化の挑戦
2025-03-05 10:53:58

東洋大姫路高校生が生み出した新たな地域活性化プロジェクトの全貌

東洋大姫路高校生が挑む地域活性化プロジェクトの全貌



兵庫県の東洋大学附属姫路高等学校の生徒たちが立ち上げた「地域活性部 PROJECT TOYO」が注目を集めています。このプロジェクトは地元を愛する生徒たちが、地域の課題解決を目指して、ふるさと納税を通じた新たな取り組みを展開しているものです。2024年4月から始まる「ひょうごHAQTSUプロジェクト」を受託した株式会社大津屋の協力のもと、同校の生徒たちは自らの手で地域の価値を引き出し、新しい返礼品を開発しています。

「PROJECT TOYO」の設立背景


この部活動は2019年、部活が見つからず、地域に貢献したいという願いから結成されました。初めての活動では地元農家への聞き取り調査を通じて、地域が抱える課題を明らかにしました。特に注目されたのは休耕田の増加や鳥獣害、後継者不足といった問題です。

そこで生徒たちは、自ら休耕田を借り受けて農作物の栽培に挑戦。未経験の分野に頑張って取り組み、無事に収穫を果たしました。その後、自治体や企業との連携を深め、さまざまな商品開発にも取り組むようになったのです。この活動が評価され、内閣府主催の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」で受賞を果たすなど、彼らの努力が色々な形で実を結びました。

学生たちの声


「自分たちの手で地域の問題を解決したい」という熱い想いから始まった《PROJECT TOYO》のメンバーたちは、ここでの活動を通じて成長を実感しています。彼らは自ら考え行動することで自己成長を遂げ、地域の課題を真摯に受け止めています。参加者の一人は「活動を通じて得た経験は、自分の自信となり、仲間と共に成し遂げたことが誇りです」と語っています。

新たな挑戦:米粉を使用した商品開発


「PROJECT TOYO」は、現在「米粉を使ったうどん」の開発に挑戦中。国際情勢による輸入小麦の高騰や、米消費の減少という厳しい現状を受け、米の自給率向上や文化の継承を目指しています。春からは一般販売も予定されており、地元で育てたお米を使った商品が多くの人に届けられる予定です。

珍しいアイスクリームのラインナップ


また、兵庫県のふるさと納税でも、PROJECT TOYOが開発したアイスクリームが新たに登場。いちご、さつまいも、ローズマリーを使った多様なフレーバーが取り揃えられており、地元の素材をふんだんに使用した逸品です。これにより、地域の食にもスポットを当てることができ、さらなる地域活性化が期待されます。

製造を担当するのは、兵庫県佐用町に位置するアイスクリームショップ「あいす工房さなえ」です。店主である梅内克敏氏は、「地域の若者たちと共に取り組むことができることが何よりも嬉しい」と話し、彼らへの期待を寄せています。このように、教育と地域活性化が交錯する中で生れたプロジェクトは、生徒たちの情熱と創造性が結集された成果となっているのです。

じわじわ広がる地域の魅力


「ひょうごHAQTSUプロジェクト」は、兵庫の魅力を活かしながら地域を元気にする取り組みとして、今後も多くの支持を得ていくことでしょう。生徒たちが開発した新たな返礼品や地域貢献の取り組みが、更なる地域愛を生み出し、全国へと広がっていく未来に期待が寄せられています。これからも彼らの挑戦を応援し、地域の魅力を広めていくことが求められるでしょう。


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