エンタメと金融の未来を共創する「Entertainment × Fintechコンソーシアム」発足
ナッジ株式会社が新たに設立した「Entertainment × Fintechコンソーシアム」が注目を集めています。このコンソーシアムは、エンターテインメント企業と金融機関が協力し、新しい商品やサービスの開発を目指すものです。2025年12月25日からは、30〜50社の参加企業を募り、エコシステムを構築していく計画です。
初期参画企業
この取り組みに初期から参画する企業は、アステリア、KDDI、SKYAKIなど12社に上ります。特に、日本初の試みとして注目される横断型コンソーシアムであり、エンタメ企業と金融機関が直接連携することは、これまでにない新しいビジネスモデルの創出が期待されています。
設立の背景
日本のコンテンツ市場は、約13兆円規模を誇りますが、国際的にみると、エンタメ業界に金融サービスが浸透しているのに対し、日本はまだそのステージに達していません。投げ銭やファン主導の消費は増加していますが、エンタメと金融の結びつきは広告契約が中心となり、さらなる成長の余地があります。
ゼロ年代の根本的な変化
特にZ世代に支持されるナッジの次世代クレジットカード「Nudge」は、アーティストやスポーツ団体を支援する独自の機能を持っています。このように、エンタメと金融が交わる新たなパターンが生まれることで、若年層との接点を強化し、デジタルを駆使した新たな価値を提供していくことが志向されています。
コンソーシアムの活動内容
今後の活動内容としては、共同の商品開発や、業界の課題解決に向けた議論が挙げられます。また、金融機関とエンタメ企業間のマッチングや、若年層の金融行動に関するデータの共有も行われます。
参加対象は、大手金融機関や保険会社、エンタメ企業など、多岐にわたるので、様々な業界の企業がこのプラットフォームに参画することが望まれています。
将来の展望
2025年12月からの参画企業募集に伴い、2026年初旬には正式にコンソーシアムを発足させる計画があります。今後は初期参画企業を中心に具体的な協業テーマの構築と実証実験がスタートします。これにより、日本のエンターテインメント業界と金融が結びつき、まったく新しい市場が形成されることを目指しています。
ナッジ株式会社の紹介
ナッジは2020年に創業し、未来の金融体験の創造に取り組む企業です。「Nudge Platform」を基盤とし、個々の価値観を大切にしながら、革新的なサービスを提供しています。創業者の沖田氏は、個々人のアクションが未来の金融体験を形作るというビジョンを持ち、業界の枠組みを超えたコラボレーションを推進しています。
まとめ
新たなビジネスチャンスを模索するエンタメ企業と金融機関。Entertainment × Fintechコンソーシアムの設立により、業界間の壁が崩れ、次世代の市場が見えてくるかもしれません。新しい未来の金融体験を、共同で創り上げる姿勢が、今後の社会において重要な要素となるでしょう。