エムズが国際女性デーに寄せる想いとものづくりの力
国際女性デー(3月8日)は、女性たちの生き方、働き方、そして社会における機会の格差について考える日です。株式会社エムズは、この日に寄せて「みとびらプロジェクト」に協賛しています。これは、閉ざされた環境にいる若年女性受刑者を対象にした取り組みです。このプロジェクトは、アートとファッションを通じて社会復帰を支援するもので、エムズは資材の提供などを通じてこの活動を支援しています。
教育としてのものづくりの重要性
「みとびらプロジェクト」は、単に縫製スキルを教えるだけではありません。社会で必要とされるコミュニケーション能力や共感力、チームワークの重要性を重視しています。エムズは、スキルだけの獲得ではなく、ものづくりのプロセスを教育の一環として捉えるこの姿勢に強く共感しています。
ユニフォームを専門とするエムズは、これまで「誰かの仕事を支える服」を作り続けてきました。使う人を想像し、仲間と協力し、責任を持って仕上げるというプロセスが、やがて社会で働く力へとつながっていくのです。
知られざる社会課題に目を向ける
エムズの製造拠点である宮城県志津川の工場は、若年女性受刑者が抱える見えにくい社会課題を意識するきっかけともなりました。彼女たちは社会から隠れた存在であり、矯正の現場では、自分の存在意義を実感しにくい状況にあります。このプロジェクトを通じて、孤立している女性たちがいる現実を知り、エムズは新たな教育の場を構築するための協力を行っています。
現場のサポートを通じて
プロジェクトの初期段階では、必要な道具が揃っていないという課題がありました。エムズは、縫製に必要な材料や道具を提供し、学びの場作りを支援しました。この支援の目的は、物を届けることだけではなく「この活動は社会とつながっている」という実感を現場に届けることです。
このプロジェクトでは、矯正施設での縫製に参加する若年女性を「メイト」と呼びます。彼女たちは裁縫経験がないところからスタートしますが、自然と助け合いながら計画を立て、役割を分担する姿が見られるようになっています。
象徴的なアイテム「お魚チャーム」
プロジェクトの象徴の一つは、「お魚チャーム」です。参加者たちがこのアイテムを通じて直線縫いから次のステップへ進み、作り手の個性や感性が育まれていく様子がわかります。その一つ一つが異なる表情を持っており、100個あれば100個異なる個性を持っています。これは「出世魚」を連想させ、成長の象徴ともなっています。
エムズは、このお魚チャームを年始のご挨拶や展示会でのノベルティとして提供し、より多くの人にプロジェクトを知ってもらう機会を創出しています。
今後のエムズの取り組み
国際女性デーは、女性の権利と社会のあり方について再考する日です。エムズがこの取り組みを発信することは、自己の仕事と社会的責任を再確認する機会でもあります。これからもエムズは、ものづくりの力を通じて、社会とつながる活動を続けていく方針です。エムズの「みとびらプロジェクト」を通じて、私たちは新たな教育の機会を創造し、忘れがちな存在に光を当てることができるのです。