550億円規模の追い風が吹く日本のライブエンタメの未来
最近、日本のライブ・エンターテイメント業界にとって重要なニュースが飛び込んできました。政府が海外展開支援の強化を発表し、この流れを活用して550億円を超える補正予算を活用する方針を示しています。高市早苗首相は、アーティストが国際的に活躍できるよう、官民連携で海外展開を促進し、さらには日本の文化コンテンツを世界に広める目標を掲げています。このような背景のもと、2026年1月21日(水)から23日(金)にかけて、幕張メッセで『LIVeNT』という名の大規模なライブ・エンターテイメントEXPOとイベント総合EXPOが開催されることが決定しました。
LIVeNTとは?
LIVeNTは、演出・音響・照明・映像技術などが一堂に会する総合展示会です。特に注目されるのは、ライブ・エンターテイメントEXPOとイベント総合EXPOからなるこの展示会が、最新の技術動向や日本の文化発信力を紹介する場として機能することです。このイベントには、プロモーターや音楽事務所、イベント担当者が集まり、業界のトレンドを直接体感できます。
バラエティに富んだ展示内容
展示会は二つの主要展から構成されています。ひとつ目の『ライブ・エンターテイメントEXPO』では、演出関連の機材やグッズ、チケッティングサービスに関する製品が多く出展されます。この展示は、音楽フェスや演劇など、広範なライブ活動に関わる業界関係者にとって必見です。
一方、もうひとつの『イベント総合EXPO』では、イベントに必要な様々な機材や用品、運営ソリューションを扱う企業が集結します。ここでは、全国から企画会社やマーケティング担当者が来場し、新たな事業機会を探ります。
カンファレンスと特別企画
展示会に併せて、ライブ・エンターテイメント業界で活躍するキーマンが登壇するカンファレンスも同時開催されます。講演には、国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』の展望や、エイベックス、ソニーレーベルが提供するアーティストの成長に関するセッションが含まれています。また、音楽フェスの未来やAI活用の最新事例も紹介され、参加者は多岐にわたる知識を得ることができます。
加えて、興味深い特別企画も予定されています。音響機器やAIフォーラム、さらにはドローンショーなど、多様な体験が提供される予定です。特に、イマーシブ演出をテーマにした体験ステージでは、観客が実際に心理学を体感し、音響や映像がどのようにエンターテイメントに新たな価値を加えるのかを学べる貴重な機会です。
未来を見据えた日本のエンタメ
このように、LIVeNTは単なる展示会にとどまらず、日本のライブ・イベント業界が国際的に飛躍するための重要なプラットフォームとなることが期待されています。業界関係者が集うこの機会を通して、新たなコラボレーションやビジネスチャンスが生まれることで、日本のエンターテイメントがさらに魅力的に進化していくでしょう。
皆様もぜひ、この歴史的なイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。