衣類回収活動を進化させるアルペンの新プロジェクト「PASSTO」
株式会社アルペン(本社:愛知県名古屋市)は、スポーツを楽しむために必要不可欠な自然環境の保護に向けた様々な活動を行っています。その一環として、2020年からスタートした衣類の回収活動は、累計60トン以上の衣類をリユースやリサイクルに繋げてきました。そして、2025年5月から新たに株式会社ECOMMITとの連携が始まり、資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を通じて、さらに広がりを見せようとしています。
「PASSTO」の魅力とは?
「PASSTO」は「次の人に渡す、未来へつなぐ」をテーマにしたサービスです。不要品を回収し、適切に選別した上でリユースやリサイクルを行うことで、資源の無駄をなくし、環境への負荷を軽減することを目的としています。驚くことに、回収された衣類のリユースとリサイクル率は約98%に達します。衣類として再利用が難しいものも、素材別に選別され再生繊維へと生まれ変わります。これにより、単なる焼却処理に比べて、CO2排出量の削減にも寄与しています。
継続的な取り組みと未来の展望
アルペンでは、全国の店舗に衣類回収BOXを設置し、顧客が不要になった衣類を気軽に持ち込める環境を整えています。リユースとリサイクルを商品廃棄物ゼロに繋げる行動として位置付け、家庭から出る不要品が単なるごみにならないよう努めています。代表的な店舗には「スポーツデポ」や「アルペン」を始めとする全国のアルペングループ店舗があります。
ECOMMITとの強力な連携
株式会社ECOMMITは「捨てない社会」を目指し、全国に循環センターを置いて不要物の回収や選別・再流通を行っています。自社開発のトレーサビリティシステムを駆使し、リユースとリサイクルに関するデータを計測することで、企業と自治体におけるサステナビリティ推進を支援しています。今回の連携により、アルペンはさらに一歩進んだ資源循環に貢献できるでしょう。
まとめ
アルペンは「Alpen GREEN PROJECT」を通じて、サステナブルファッションの実現へ向けた活動を継続していきます。衣類回収活動の強化と新たな提携が結びつき、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。私たちも日々の生活の中で不要になった衣類をぜひ、店舗の回収BOXに持参してみてはいかがでしょうか。自分の手の中で次の世代に繋がる循環を体験し、環境保護に貢献する素晴らしい機会となるでしょう。