迫力満点の『マクベス』
2025-05-12 15:45:25

藤原竜也&土屋太鳳主演!『マクベス』彩の国シェイクスピア開幕レポート

彩の国シェイクスピア・シリーズ2nd『マクベス』開幕レポート



5月8日、埼玉の彩の国さいたま芸術劇場にて、藤原竜也と土屋太鳳の主演による『マクベス』が初日を迎えました。吉田鋼太郎が芸術監督を務め、演出と上演台本も手がけている本作は、シェイクスピアの四大悲劇の一つとして多くの注目を集めています。今回は、その舞台の魅力を余すことなくお伝えいたします。

魔女たちの怪演と共に蘇る壮大な物語



舞台は、雷鳴と稲妻、そして雨に包まれた中で始まります。魔女役を演じる吉田鋼太郎、稲荷卓央、海津義孝の怪演により、一瞬で引き込まれる観客の目の前に、マクベス役の藤原竜也が圧倒的な存在感を放って登場。マクベスの人生は、彼自身の内なる野望とともに動き始めます。自身では手に負えない欲望に苦しむ男の姿が、藤原の巧みな演技によって美しく描かれます。

夫婦の共依存と悲劇



マクベスの妻、マクベス夫人を演じるのは土屋太鳳です。彼女は小柄な体躯の中に、強い愛と野望を秘めています。二人は共に幸せを築き上げることを望みつつも、互いに心の奥底に孤独を抱き、運命の歯車に翻弄されていく姿は心を打ちます。土屋の演技は非常に繊細で、マクベス夫人が抱える罪悪感や苦悩が痛々しくも美しく表現されています。

迷いと選択が生む悲劇



藤原扮するマクベスは、支配欲と道徳心の間で揺らぎながらも、王座を手に入れようとする。「悪はいいで、いいは悪である」という魔女の言葉が彼の心情を象徴するように、彼は徐々に暴君へと成り下がっていきます。智恵と策謀に長けたバンクォー役の河内大和が見せる存在感もまた、マクベスとの緊張感を生む重要な要素です。

圧巻の演出と音楽



本作は、シンプルなセットの中で俳優たちが力強く生き生きと表現されています。演出の吉田鋼太郎は、シェイクスピアの言葉の持つ意味を掘り下げながら、観客を作品の世界に没入させる工夫を毎ページにこらしています。さらに、音楽を担当する東儀秀樹の多様性豊かなメロディが、場面ごとの情感を高めており、物語に一層の深みを与えています。

今後の公演について



『マクベス』は埼玉を皮切りに、宮城、愛知、広島、福岡、大阪とツアーを展開します。舞台は、観客が期待する以上の体験を提供すること間違いなしです。演劇の醍醐味である生のパフォーマンスを、ぜひ直接劇場で体感してください。

出演者の意気込み



藤原竜也は「全身全霊でこの作品に挑みます」、土屋太鳳は、「観客に何を感じてほしいのか、私自身も探りながら挑みたい」と、それぞれ意気込みを語っています。彼らの演技から目が離せません!

シェイクスピアの名作『マクベス』は、単なる悲劇ではなく、人間の本質を問う深い作品です。その魅力を存分に味わえるこの機会をお見逃しなく!

ぜひ劇場で、お楽しみください!


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