近年、サステナブルな取り組みが注目されている中で、愛知県豊橋市の老舗和菓子屋「お亀堂」が新たに発表した甘味—それが「みかんういろう」です。この魅力的な和菓子は、地元蒲郡産の規格外のみかんを贅沢に使用して作られています。販売開始は2025年12月24日で、直営店舗で取り扱われる予定です。
みかんういろうの特徴
「みかんういろう」は、従来の米粉を使用したういろうとは一線を画しています。こちらでは小麦粉を用いることで、もっちりとして優しい弾力と、しっとりさが保たれるという特長を実現しています。このため、即食しても時間が経っても固くならず、安心して楽しむことができます。
使用されている蒲郡産みかんは、サイズや形がフルーツとして出荷できないもので、廃棄される運命にあった規格外品です。これをみかんペーストとして活かし、職人が丁寧に仕込んだ自家製のシロップ漬けと共に蒸し上げることで、甘さの中にさっぱりとした味わいと、ほろ苦さを感じることができます。和菓子らしいつるんとした食感を持ち合わせたこの一品は、まるで“三河の太陽ごと、蒸し込んだ”ような風味です。
エシカルなお菓子への挑戦
「みかんういろう」は、ただ美味しいだけでなく、フードロスを防ぎ、地域農家にも貢献するエシカルなスイーツとしての側面も持ち合わせています。廃棄される予定の規格外みかんを活用することで、持続可能な和菓子づくりを実現しており、Z世代からも高い評価を得ていることが同店の誇りです。これは、お亀堂が掲げる「挑戦」と「革新」というビジョンにぴったり合致しています。
創業からの先進的な試み
お亀堂は、創業70年以上の歴史を持つ老舗でありながら、常に新しさを追求してきました。過去には、異業種コラボレーションを行ったり、SNSでのマーケティングを積極的に展開したりと、老舗の枠にとらわれないアイデアを実現してきたのです。今回の「みかんういろう」も、地元の食材をふんだんに取り入れ、サステナブルな取り組みとZ世代へのアピールを同時に実現する商品となっています。
まとめ
「みかんういろう」は、五感で楽しむことができる新しい和菓子体験を提供します。これからの時代に必要なエシカルな意識を反映しながら、伝統的な和菓子に革新をもたらす取り組みが続くお亀堂の味わいを、ぜひ一度楽しんでみてください。お亀堂の魅力的な挑戦が続く限り、私たちもずっと見逃せません。商品は各直営店舗(藤沢店・岩田店・工場直売店・アピタ店・田原店など)で購入することができますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひお試しください。