子どもたちが楽しみながら学ぶ!ファンケルの薬学実験企画
株式会社ファンケルが主催した「おくすり&サプリ 形のひみつ!」という子ども向けの実験企画が、2025年度日本薬学会関東支部の活動の一環として開催されました。この取り組みは、社会貢献にもつながる教育活動として注目を集めており、今年で11回目を迎えます。未来の科学者を育てるためのヒントが盛りだくさんの内容でした。
錠剤とカプセルの不思議
当日は小学4年生から6年生までの親子19組が参加。ファンケルの総合研究所を見学した後、実際にサプリメント作りにトライしました。このプロジェクトでは、薬学の基礎的な知識とともに、サプリメント製作の楽しさを体験。特に、錠剤とカプセルそれぞれの製法技術を学びながら、成分を飲みやすい形に加工する過程に触れました。
錠剤作りの体験
錠剤作りでは、参加者が実際に粉を圧縮して錠剤を形成する過程を体験。加える圧力によって変わる厚さや硬さ、崩壊時間に関する様々な仮説を立てながら、学びを深めていく様子が印象的でした。「なぜそうなるのか?」という問いかけを通じて、能動的な学習を促す場が提供され、子どもたちは積極的に意見を発表しました。
カプセル作りで競い合う
カプセル作りにも挑戦。個々の技術を競い、粉をカプセルに入れる作業の難しさを楽しみながら学習しました。子どもたちの中には、どちらが最もカプセルに粉を入れるのが上手かを競うことで、嬉しそうに笑顔をちらつかせる姿が見られました。こうしたアクティブな体験を通じて、科学や薬学に対する理解が深まったことでしょう。
学びを深める実演とクイズ
製作過程の中で、各々の形状や大きさの違いについても観察しました。「なぜこの形なの?」や「どんな利点があるのか?」といった疑問を持ち寄り、実演やクイズを交えながら楽しく学びを進めます。子どもたちの積極的な質問や発言が、学びの雰囲気をさらに盛り上げていました。
認定証授与で達成感を
この盛りだくさんの一日を終え、参加者全員には「子ども薬学博士の認定証」が授与されました。子どもたちは、笑顔でこの証明書を手にする様子が印象的で、皆様が自信を持てるような体験を提供することができました。
参加者からの感想
実際に参加した保護者からは、「非常に有意義な体験だった」「子どもが化学に興味を持つきっかけになった」「期待以上の内容で参加してよかった」といったポジティブな感想が多数寄せられました。このイベントを通じて、子どもたちの未来の選択肢が広がり、科学の楽しさを感じることができたようです。ファンケルの取り組みは、次世代への素晴らしい贈り物と言えるでしょう。