小学生のためのオンライン食育イベント「漁業のしごとを知ろう」
2025年8月6日、名鉄グループが提供するアフタースクール「TELACO」と株式会社sketchbookが共同で開催したオンライン食育イベントの模様が話題を集めています。このイベントは、小学校1年生から6年生を対象に、全国の食品生産者との直接的なつながりを作ることを目的とした内容で、396名の児童が参加しました。
イベントの背景と目的
株式会社sketchbookは、「子どもの可能性を広げる食体験をつくる」というMISSIONを掲げ、食育の充実に力を入れています。普段はなかなか触れる機会のない食品の生産過程を学ぶことで、子どもたちに「食べることの楽しさ」を広めたかったのです。このイベントでは、三重県で鯛の養殖を行う橋本さんが登場し、「魚を育てる仕事や、海との関わり」について分かりやすく解説しました。
イベントの詳細
実施日は2025年8月6日で、Zoomを利用したオンライン配信形式で行われました。鯛を育てることの意義や、その生産過程、さらには実際に鯛をさばく様子もライブで配信され、児童たちは興味深くその様子を見守りました。笑いや驚きの声も飛び交い、「ぶりってこんなに大きいの?」「お腹の中はどうなってるの?」といった質問も多くありました。
鯛をさばくリアルな体験
特に印象的だったのは、橋本さんが活きた鯛をさばくシーンです。この生々しい体験によって、子どもたちは命をいただくことの意味や、自然界での生き物の役割について考える機会を持つことができました。鯛の目や心臓といった部分を指摘しながら、そのパーツが人間と同じであることを説明する橋本さんの言葉は、子どもたちの記憶に深く刻まれるでしょう。
おいしい「おやつ干物」の試食
イベント終了後、それぞれのアフタースクールで、橋本さんが作った「おやつ干物」が振る舞われました。この干物は、通常は廃棄されてしまう鯛のアラを利用したもので、レトルト加工によって子どもたちにも食べやすく仕上げられています。参加した児童たちは口を揃えて「おいしい!」と感想を述べ、命の大切さや食べ物の背景にある人々の仕事について学んだことが伝わってきました。
開催施設からの感想
- - 「普段あまり触れる機会のない漁師の仕事について、貴重な体験を得られました。」
- - 「オンラインでも臨場感があり、本物の漁業を学ぶことができました。」
- - 「実際に食べることで、食に対する感謝の念が強まりました。」
今後もこのような食育イベントは、子どもたちの視野を広げる貴重な機会として増えていくことでしょう。
会社概要
株式会社sketchbook
名鉄スマイルプラス
有限会社友栄水産
食育は単なる知識だけでなく、子どもたちの心に深い感動や理解をもたらします。このような取り組みが今後も進むことを期待しています。