現代美術家 大野浩志の新作展「在り方・現れ方」
現代美術の新しい風を感じるべく、京都のギャラリー白川で開催中の大野浩志の新作展「在り方・現れ方」。この展示は2026年9月11日から27日までの期間中に行われ、彼の独自の視点から描かれる「時間」と「偶然性」に迫る機会となります。
大野浩志は作品に対して、繰り返し塗り重ねる手法を駆使し、プルシャンブルーという深い青の油彩を使っています。その作品は、まるでウエアラブルアートのように、時間の経過を視覚的に示すインスタレーションとして見ることができます。長い年月をかけて色を重ねることで生まれる独特な深みと質感は、見る者に不思議な感覚を与えます。
本展では、これまでの経験を活かし、新たに染料の染みに油彩を加えたり、線を用いて表現するなど、21点の新作が展示されています。大野の作品は、偶然の美しさを称賛し、観る人々を魅了する一方で、日本の美意識や文化に根ざした「青」の表現を見事に引き出しています。
作品の中でも特に印象的なのは、彼が選んだプルシャンブルーです。この色合いは、海外の現代アートでよく知られるイブ・クラインのクライン・ブルーと対照的に、日本には「ジャパン・ブルー」として親しまれる藍染の青があります。大野は、このような文化的な文脈をも巧妙に取り入れながら、現代アートの最前線で活動しています。
また、本展では COVID-19というテーマを掘り下げた7点の連作も見ることができ、このシリーズは2021年から2023年にかけて制作されたものです。時間の流れによって凝縮された感情や思考が、作品を通じて表現されています。観客にとって、その過程を味わい、共感することは重要な体験となるでしょう。
ギャラリー白川は、大野浩志の作品を展示するだけでなく、舟越桂やジョン・ケージなど、他のアーティストに関する展示も行ってきました。その中で彼の作品は、時間や偶然性の観点から新たな解釈を提供しており、訪れる人々に独特な視覚的体験をもたらします。
今回の大野浩志の新作展には、ぜひ多くの方に足を運んでいただき、彼が描く「在り方・現れ方」を肌で感じてほしいと思います。京都の歴史と文化に囲まれたギャラリー白川で、時間の美しさに浸るひとときを楽しんでください。
展覧会情報
展覧会名: 大野浩志 新作展「在り方・現れ方」
会場: ギャラリー白川
期間: 2026年9月11日(金) ‐ 9月27日(日)
営業時間: 12:00 ー 18:00(休廊:月曜日、火曜日)
住所: 京都市東山区祇園下河原上弁天町430-1
問い合わせ: Tel:075-532-2616, e-mail:info@galleryshirakawa.com
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公式サイト:
ギャラリー白川
ぜひ、現代アートとしての大野浩志に注目してみてはいかがでしょうか。