子どもたちと地域がつながる、ヤマキのかつおぶしワークショップの魅力
ヤマキ株式会社は、2025年8月に愛媛県伊予市と群馬県みなかみ町で「かつおぶしワークショップ」を開催しました。このイベントは、地域の子どもたちだけでなく、その保護者も参加できる貴重な機会で、今後の食文化の継承を目指しています。特に三回目の開催となる伊予市では、かつお節削りや味噌湯の飲み比べを通じて、参加者に“だし”の深い魅力を理解してもらいました。
群馬県でのワークショップも新しい試みとして注目され、地元の製造現場を体験し、もの作りの面白さを知るきっかけが提供されました。これらの活動は、地域社会とともに築く食育の一環であり、ヤマキの理念を体現しています。
実施背景
ヤマキは、2012年から一般社団法人日本文化教育推進機構内の「かつおぶし食育研究会」と連携し、全国各地で食育に関する活動を行っています。これまでに600校以上の学校で約47,000人に対して、かつお節の素晴らしさを伝えてきました。その中で、愛媛県では継続的にワークショップを開催し、地域の学生や保護者に食育の重要性を届けてきました。
また、群馬での取り組みは、みなかみ町教育委員会の後援を受け初めての試みとして実施され、地域の結束を強めることを目的としています。
ワークショップの詳細
伊予会場
- - 日時: 2025年8月23日(土)
- - 場所: IYO夢みらい館
- - 参加者: 伊予市の0歳児から小学4年生の児童および保護者55名
- - 主催: かつおぶし食育研究会
- - 後援: 伊予市・伊予市教育委員会・ヤマキ株式会社
- - プログラム: かつお節に関する授業、削り体験、味噌湯飲み比べ
みなかみ会場
- - 日時: 2025年8月8日(金)
- - 場所: ヤマキ株式会社 群馬事業所 みなかみ工場
- - 参加者: 年中から小学6年生の児童及び保護者36名
- - 主催: かつおぶし食育研究会
- - 後援: みなかみ町・みなかみ町教育委員会・ヤマキ株式会社
- - プログラム: 学校での活動内容に加え、工場見学も実施。
参加者の体験と感想
今回のワークショップでは、かつお節の削り体験や味噌湯の飲み比べを通して、参加者が“うま味”や“だし”の魅力に触れることができました。削り体験では、なかなかの硬さのかつお節に奮闘する子どもたちの姿が印象的で、彼らの「いい香りがする!」や「もっと上手に削りたい」という言葉が会場を盛り上げました。
また、削りたてのかつお節を使った味噌湯の飲み比べでは、参加者から「かつお節を入れたらさらにおいしくなった!」との声が上がったなど、予想以上の反響を呼び起こしました。
感想
- - 伊予会場の参加者: 「初めての削り体験が楽しかった!かつお節が大好きになりました。」
- - みなかみ会場の参加者: 「めんつゆが流れる様子を見れて面白かった。工場内での製造プロセスが理解でき、削ったかつお節の香りも堪能できて良かった。」
ヤマキの食育活動の未来
ヤマキは、2024年に「YAMAKI Vision 2035」という長期的な経営ビジョンを新たに策定し、世界の鰹節とだしのリーダーを目指していく方針を打ち出しました。特に「心の健康」という観点から、食文化の継承や海外への普及に取り組んでおり、今後も地域と共に成長し続ける姿勢を示します。
ヤマキは、「かつお節プラス™」を通じて、日常の食生活にかつお節を取り入れることで得られる「おいしさ」と「健康」を提案しており、より多くの人々にこの文化を広める活動も続けています。
ヤマキは、「鰹節屋・だし屋」として、今後も食文化の発展や資源の持続可能性確保に貢献していくことでしょう。