映画『ラストマン -FIRST LOVE-』×ダイアログ・イン・ザ・ダーク
2025年12月24日(水)に公開される映画『ラストマン -FIRST LOVE-』と、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティがコラボレーションして、特別な体験イベント「ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-」を2026年1月3日(土)から1月31日(土)まで開催します。このイベントでは、視覚に頼らない世界を純度100%の暗闇の中で体験できます。
感覚を研ぎ澄ませる新たな挑戦
このプログラムは、映画の主人公である全盲の捜査官・皆実広見のように、声や気配、距離感といった視覚以外の情報に基づいて捜査を行う能力を体感できる内容になっています。参加者は、丁寧に周囲を感じながら進むことで、皆実の感覚を追体験し、自分自身の感覚も呼び覚ますことができるのです。
体験は、視覚障害者による「クロックポジション(
1)」の説明から始まります。具体的な方向指示がされ、参加者は音声ガイドに従って暗闇の中を進んでいきます。視覚に依存しない新しいコミュニケーションと感覚の世界に、いざ旅立ちましょう。
映画との深い関わり
『映画ラストマン -FIRST LOVE-』は、全盲の捜査官・皆実が事件を解決する姿を描いています。彼の特異な視点と独自のアプローチが、周囲の人々との関係性をより深める物語に仕立てられています。このキャラクターの役作りには、ダイアログ・イン・ザ・ダークの視覚障害者スタッフが関与しており、リアリティのある描写が実現しています。
知覚を超えた新しい発見
今回のイベントは、参加者がただ体験するだけでなく、皆実の捜査官としての本質に迫る機会でもあります。映画ファンのみならず、初めてダイアログ・イン・ザ・ダークを訪れる方々にも、新たな視点で物語を掘り下げ、感覚を通じてより深い理解と繋がりを感じることができるでしょう。私たちの生き方や暮らし方に変化をもたらすかもしれない、貴重な体験です。
体験概要
- - 日程:2026年1月3日(土)〜31日(土)
- - 開催頻度:1日6回(予定)
- - 体験時間:約90分
- - 体験費用:大人4,950円/学生2,750円/小学生550円(全て税込)
- - 会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」(東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟 1F)
- - 参加人数:約1,000名(予定)
- - 予約方法:ウェブサイトで事前予約が必要
映画のビジュアル展示も実施予定!
まとめ
この特別プログラム「ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-」は、映画の世界観を通じて新しい感覚を呼び覚ます素晴らしい機会です。参加することで自分自身の感覚を再発見し、皆実のように丁寧に人とのつながりを感じ取ることができるでしょう。ぜひ、皆さんも参加して新たな愛の形を見つけてみてください。
(1) クロックポジションとは、視覚障害者に方向を伝える方法の一つで、時計の文字盤を用いて表現します。