三井農林株式会社が目指す「伝統と革新」の新たな未来とは

三井農林株式会社が目指す新たな挑戦

三井農林株式会社は、2023年に新たなMission・Vision・Values（MVV）を導入し、会社経営の指針を刷新しました。この刷新は、伝統的な製茶業界での長い歴史を持ちながらも、革新と変化を受け入れ、未来に向けて前進し続ける強い意志を示しています。

Mission: 世界ありふれた笑顔を創出

新しいMissionは「伝統と革新で世界中をもっと笑顔に」です。三井農林は、「茶」を通じて培った歴史的背景をもとに、新しい価値を創造することを掲げています。彼らは、世界中の人々の豊かさや幸せに貢献できる企業であることを目指しています。

Vision: Everyday Innovators

三井農林のVision「Life Innovators」では、顧客の日常に寄り添いながら、「もっと」心躍る未来を実現するために誠実に挑戦する姿勢が強調されています。この姿勢は、社員一人ひとりがその役割を果たすことにあると言えるでしょう。

Values: 企業文化の核

新たに定められたValuesは、企業文化の基盤となる価値観です。誠実さや主体性、変化を楽しむ心構えが大切にされています。特に「自ら芽吹き」という価値観は、社員が自主的に考える力を育むことを促進しています。三井農林は、社員が共通の価値観を持つことで、組織の一体感を強化し、顧客へのサービス向上に寄与することを意図しています。

MVV刷新の背景

なぜこのタイミングでMVVを刷新したのでしょうか。それは、コロナ禍を経て、企業文化や社員の意識が大きく変化しているからです。三井農林は、社員全員が誇りを持ち、自分たちの価値を再認識し、同じ方向を向いて進むための指針が必要だと感じました。この気持ちが、MVVの刷新を促す重要な要素となりました。

社員の力で変革

MVVの刷新には、66名の社員が参加し、様々な意見を出し合って議論を重ねました。これによって、社員それぞれが自発的に企業の方向性に関与し、リーダーシップを持つ文化が育まれています。社員一人ひとりがMVVを理解し、日々の業務に反映させることで、企業全体が目標に向かって一体となることが期待されています。

企業の未来像

三井農林株式会社は、1909年に設立されて以来、製茶業界で先駆的な存在としての地位を築いてきました。食品事業や機能性素材事業を通じて、紅茶や緑茶の提供を行い、さらには各種飲料の開発にも力を入れています。これらの事業は、単なる生産者としての役割を超え、生活に寄り添い人々に喜ばれる製品を提供する事を目指しています。

静岡県藤枝市や山梨県北杜市に工場を持ち、最新の研究設備を整えた食品総合研究所により、品質の向上に努めています。