田田田堂の挑戦
神戸市御影に位置する「田田田堂」は、お米の新たな可能性を追求するブランドです。これまでに兵庫県産の有機米である山田錦やミズホチカラを中心に、米粉やスイーツなどを提供してきました。2023年からは、さらなる成長を目指し、山口県の有機農家との連携を強化し、取り扱う有機JAS認証米の種類を拡大し始めました。
有機農家との信頼関係を強化
田田田堂では、地域に根ざした農家との信頼関係を重視しています。その一環として、新たに山口県の3つの有機農家と提携を結び、山田錦、亀の尾、雄町などの酒米と、ミズホチカラを取り入れた新しい商品ラインを展開しています。有機栽培に取り組む農家と協力し、環境にも配慮しながら安心・安全な食品を提供することが彼らの使命です。
お米の特徴を生かす
田田田堂が取り扱う有機米は、それぞれ異なる特徴があります。たとえば、有機山田錦は「酒米の王様」として知られ、うまみが豊かでパンや焼き菓子に適しています。また、亀の尾は明治時代に開発され、さまざまな品種のお米の祖先となった歴史があります。雄町は農薬を使わず栽培されており、田田田堂では特別な製粉法で米粉に加工され、自然の味わいを大切にしています。
「もったいない」を「おいしい」に
田田田堂では、規格外となるお米を有効活用する取り組みも行っています。酒造用に使用できない小粒のお米を仕入れ、屑米を取り除くことで生産者に利益を還元します。このような工夫によって、「もったいない」を「おいしい!」に変えることを目指しています。
新たなラインアップ
特に注目したいのは、有機米粉の新ラインアップです。人気の有機米粉「山田錦」や「ミズホチカラ」に加え、雄町も新たに仲間入りしました。これにより、選べる楽しみが増え、さまざまな料理に使用できる米粉が揃いました。田田田堂の米粉は、厳選した農家から直接仕入れた有機米を使用し、丁寧に製粉されています。この米粉は、香りがよく、さまざまな料理やお菓子作りに最適です。
クリーンな製粉技術
田田田堂の米粉は、湿式気流粉砕式という最新の技術を用いて製粉されます。この方法により、米粉の質を高めながら、扱いやすいプレミアムな商品に仕上げられています。アレルギーに悩む方やグルテンフリーを実践する方々にも最適な選択肢です。
待望の実店舗
最近オープンした「田田田堂キッチン&ストア」では、これらの製品を直接手に取ることができるほか、地元の食材を使った料理教室やイベントも開催予定です。詳しい情報は公式ウェブサイトやInstagramで発信しており、こだわりのある食の楽しさを伝えていきます。
まとめ
「田田田堂」は、まさにお米の新しい楽しみ方を提案する場であり、健康志向や環境意識の高い現代にこそ注目されるブランドです。これからも品質にこだわった商品やサービスを提供しながら、多くの人々が「ひと想うおいしさ」を感じられるよう取り組んでまいります。