カントリー界のスーパースター、ウェイロン・ジェニングスの新たな音楽が甦る
没後23年となった伝説のカントリー・ミュージシャン、ウェイロン・ジェニングスの未発表曲がアルバム『Songbird』として2025年10月3日にリリースされることが決まりました。このプロジェクトは、彼の息子であるシューター・ジェニングスが、父の偉大な音楽遺産を未来へと引き継ぐための取り組みです。
アルバム『Songbird』の概要
『Songbird』は、ウェイロンが1973年から1984年の間に録音した音源を集めた3枚組アルバムの第1弾です。シューターが父の未発表曲を整理し、革新的な音を再編集することで、ウェイロンの音楽に新しい命を吹き込んでいます。特に印象的なのは、彼の長年のドラマーで共同プロデューサーであるリッチー・オルブライトや、著名なペダル・スティール・ギタリストのラルフ・ムーニー、さまざまなアーティストが参加していること。彼らの抜群の演奏と、ウェイロン自身のボーカルが新たにコラボレーションされることで、ファンにとって特別な作品となることでしょう。
シングル「Songbird」の魅力
アルバムのリードシングルである「Songbird」は、フリートウッド・マックの名曲をウェイロンが独自のスタイルでアレンジしたものです。この曲は、2025年のリリースに先駆けて、多くのリスナーの注目を集めています。シューターが新たに編集とミックスを担当し、現代に蘇ったウェイロンの歌声を感じることができます。
特別な発表イベント
このプロジェクトは、華やかな公式発表を伴って始まりました。2023年6月15日、カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドのザ・ヴァイパー・ルームにて、シューター主催の誕生日パーティー/父の日祝賀会が開催され、ウェイロンのバックバンドであるThe Waylorsのメンバーと、活躍中のカントリー/アメリカーナアーティストたちが集まりました。当日は、ウェイロンの名曲を生演奏し、ファンを魅了しました。
シューター・ジェニングスの思い
シューターは、「『Songbird』は父の現代への帰還を祝福する最初の作品だ」と語っています。彼が父から受け継いだ音楽への情熱や理解が、新たな音楽制作によって深まったことを強調しています。シューター自身が関わることで、父との関係が一層深まったことも大きなポイントです。未発表曲には、父の音楽にかけた情熱や魂が宿っており、リスナーに感動を与えることを約束します。
ウェイロン・ジェニングスの偉業
ウェイロン・ジェニングスは、その豊かな音楽人生において数々の成功を収めてきました。1950年代から音楽活動を始め、ナッシュビルでのデビュー以降、彼独自の「アウトロー・カントリー」というスタイルを確立しました。1990年代には、クリス・クリストファーソンやウィリー・ネルソン、ジョニー・キャッシュとともに結成したThe Highwaymenとしても名を馳せました。彼の功績は、2001年にカントリーミュージックの殿堂入りという形で評価されています。
リリース情報
ウェイロン・ジェニングスの未発表曲アルバム『Songbird』は、2025年10月3日(金)に配信リリースされる予定です。このアルバムは、シューター・ジェニングスが父の偉大さを再確認し、多くの人々に伝えるための貴重な作品です。私たちファンは、彼の音楽が再び私たちの耳に届くことを心待ちにしています。ぜひ、リリースをお楽しみに!
アルバム『Songbird』のリンク