醤油蔵の挑戦
2026-02-27 11:33:02

地域とグローバルをつなぐ、老舗醤油蔵の新たな挑戦

地域とグローバルをつなぐ、老舗醤油蔵の新たな挑戦



創業1688年の柴沼醤油醸造(茨城県土浦市)が、2026年3月6日から8日までの間、ポーランドとスロバキアの貿易パートナーを石川県の能登・珠洲地域に招くことが決まりました。この取り組みは、同社が推進する「地域×グローバル×復興」モデルの第一歩となり、地域の事業者と海外のバイヤーやシェフとの交流を図ることが目的です。

持続可能な地域経済への道



柴沼醤油醸造は340年以上にわたり醤油を製造してきた老舗で、現在は63カ国に醤油やたれの製品を輸出しています。近年、震災からの復興を目指す地域において、継続的に人の往来を促し、世界市場との関係性を築くことが重要視されています。今回の訪問により、能登の地域産品が国際的に受け入れられるかを探る実証が行われます。

訪問概要と期待される成果



訪問の内容には、魚加工所や地元の塩づくり現場、そして輪島塗工房の訪問があります。このほか、地元飲食店での食体験も予定しています。参加するバイヤーやシェフは、塩や魚加工品、発酵調味料などの欧州市場における可能性を探り、将来的な商品開発や輸出の連携について考える機会となります。

特にポーランドやスロバキアでは和食の人気が高まり、発酵食品や伝統工芸への関心も急増しています。このような市場の動向が、能登地域に新たなビジネスチャンスをもたらす可能性があります。

震災後の地域の現状



震災以降、能登地域では復興が未だに続いており、多くの事業者が苦境に立たされています。柴沼醤油は、2025年に能登を視察した際、地域の事業者からの「地元の現状を知ってほしい」「支援が欲しい」との声を受け、この海外ネットワークを活用した交流の構想を練りました。地域が世界とつながるためには、一過性の支援ではなく、継続的な人的交流が必要と明言しています。

欧州への展開と地域の価値



柴沼醤油は、63カ国への輸出実績を持ち、特に欧州市場では度々取材を受けるなど、新たな輸出モデルとして注目を集めています。蔵には年間2000名以上が訪れ、その中には約150名の海外バイヤーも含まれています。彼らが地域の価値を体感し、町と町との絆を深めることが重要です。

最後に



柴沼醤油醸造の柴沼秀篤代表取締役は、「地域支援」といった枠組みを超え、地方が世界と直接結びつく構造を作ることが重要だと考えています。今後も海外パートナーとの交流を深め、「地域×グローバル×復興」モデルの実装事例を増やしていくことが期待されています。今回の取り組みが、能登地域と世界との新たな架け橋となることを願っています。


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