谷川俊太郎合唱プロジェクト
2025-07-16 16:22:31

谷川俊太郎さんをしのぶ合唱プロジェクトが新たな舞台へと進化

谷川俊太郎さんをしのぶ合唱プロジェクトが新たな舞台へと進化



詩人・谷川俊太郎さんをしのぶ合唱プロジェクト「どこからか言葉が」が、公益社団法人企業メセナ協議会の「This is MECENAT」認定を受けたことが発表されました。この認定制度は、企業や団体が芸術文化振興を通じて心豊かな社会づくりに貢献する活動を評価するものです。

プロジェクトの背景と概要



谷川俊太郎さんは多くの合唱曲に詩を提供した著名な詩人で、昨年11月にその生涯を閉じました。このプロジェクトは、彼の作品に対する敬意を表し、合唱を通じてその言葉を次世代へと伝えていくために始まったものです。取り組みは、2016年から朝日新聞で催されていた詩の連載「どこからか言葉が」に基づき、その中から選ばれた詩を新たに合唱曲として仕立てる形で展開されています。

芸術文化振興の重要性



「This is MECENAT」は、2014年にスタートしたメセナ活動を普及させるための認定制度で、企業や団体の芸術文化への取り組みを評価し、社会的意義を示すためのもの。これにより、参加団体は「メセナマーク」を得ることができ、認定された活動は顕彰事業「メセナアワード」の対象にもなります。このようにして、芸術文化が心豊かな社会の構築にどのように寄与しているかを広く発信し、理解を促進しています。

新たな合唱曲とコンサート情報



プロジェクトでは、人気の作曲家たちが谷川さんの作品を基に新たな曲を作り上げ、2026年3月22日に東京の文京シビックホールでのコンサートで初めて披露される予定です。すでに親しまれている合唱曲も一緒に演奏される予定で、参加者が共に歌う企画も考えられています。

参加する合唱団は、児童を含む多様なメンバーで構成され、バリエーション豊かな曲が披露されることでしょう。このコンサートでは、谷川さんの長男である賢作さんによる詩の朗読なども行われ、谷川さん自身の人生や業績を振り返る貴重な機会となるでしょう。

書き下ろし曲を手がける作曲家たち



新たに書き下ろしの楽曲を手掛けるのは、混声合唱曲が新実徳英さんと信長貴富さん、男声が木下牧子さん、女声が瑞慶覧尚子さんと面川倫一さん、さらに児童合唱曲が松本望さんです。これらの曲はグループによって9月末までに完成し、2023年3月のコンサートで初演される予定です。

コンサートへの期待と発展



このプロジェクトは、ただ谷川俊太郎さんへの追悼にとどまらず、未来への希望を込めた文化的なイベントとして企画されています。コンサートの詳細やチケット情報は随時朝日新聞紙上や公式サイトで発表される予定です。参加者全員が谷川さんの美しい言葉と曲に触れ、共に歌う感動を味わえることを期待しています。

谷川俊太郎さんの合唱作品の数々が、多くの人々に感動と新たなインスピレーションをもたらすことでしょう。


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