株式会社ニップンが継続的にメセナ活動を支援
株式会社ニップン(代表: 前鶴俊哉)は、2022年度から4年連続で公益社団法人企業メセナ協議会が運営する「This is MECENAT 2025」に認定されました。この制度は、企業の芸術文化振興に対する取り組みを評価するもので、社会に良い影響をもたらす活動を広く認知させることを目的としています。
メセナ活動の背景
「This is MECENAT」は、創造性豊かな社会の実現を目指すメセナ活動を認定するしくみです。認定を受けることで、企業の社会的意義が証明され、活動が広がっていくことが期待されます。ニップンはその一環として、ジュンコ・フローラ・スクールの「ルナ・フローラ」に対し、長年の支援を続けてきました。
クレイフラワーの魅力
「ルナ・フローラ」とは、ジュンコ・フローラ・スクールで教えられる、独特な粘土で作るクレイフラワーのことを指します。最大の特徴は、型を使用せず、すべてを手作業で行う点です。個々の花びらや葉を、一枚一枚丁寧に形作るこの作業が、作品に温かみを与えます。
地域貢献とワークショップ
最近、ニップンは地域貢献の一環として、知的障がいのある方を対象にした就労体験を通じて「番町SJEマルシェ」でワークショップを開催しました。この取り組みを通じた収益は、障がい者福祉へ寄付されています。また、千代田区の「ちよだアクティブシニア塾」においても教室を開く予定です。これにより、地域のさまざまな人々がクレイフラワーを通じてつながりを持つことができる機会が生まれています。
ジュンコ人見の理念
ジュンコ・フローラ・スクールの創設者であるジュンコ人見は、1960年代にラテンアメリカのインディオたちが作るおもちゃの花からインスピレーションを受け、全く新しい「彫刻的な花」を創作しました。これがクレイフラワーの原点である「パンの花」です。その後、独自のスタイルで数多くの新しいクレイフラワーを発表し、クラフトアート界に新たな風を吹き込みました。
支援の未来
ニップンは、「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)の追求と持続可能な社会の実現」という経営理念のもと、今後もジュンコ・フローラ・スクールの活動支援を続けていく姿勢を示しています。クレイフラワーの魅力を多くの人に広めることで、創作の楽しさと喜び、癒しを提供していく考えです。
まとめ
株式会社ニップンのメセナ活動は、ただの支援に留まらず、地域の人々との関わりを生み出し、文化的な価値を高めています。これからも彼らの活動を注目していきたいと思います。