成熟した女性のメーキャップ事情、45歳が新たな分岐点に。

45歳、そのメーキャップの分岐点

最近、ナリス化粧品が実施した調査によれば、20歳から59歳までの女性1,934名のメーキャップに対する意識は、年齢と共に移り変わりがあることが分かりました。特に45歳を盲点とした「メークの曲がり角」が浮き彫りになっています。

メーキャップに対する好き嫌い

調査の結果、20歳から39歳の女性では「メーキャップが好き」という回答が多数を占めていました。一方、40歳以降になると、「好き」と「苦手」が同数に。特に45歳を過ぎると、好きよりも苦手の割合が増え、55歳から59歳の女性の中では「好き」が31.1%、苦手が46.2%という結果が出ました。

この年齢層の女性たちは、メーキャップに自信を持てず、自己評価が低下する傾向にあることがわかります。20歳から24歳では「自信がある」のが51%もいるのに対して、40歳以上では「自信がある」割合がわずか10%台にとどまっているのです。

美容意識の変化

さらに、素顔よりもメーキャップをした時の顔が好きだという女性が43.7%と、好き嫌いの変化も明らかになりました。「どちらの顔も好きではない」と答えたのは、30代以降で増加し、35歳以上で約20%に達しています。これは、メーキャップに対する考え方が年齢と共にシフトしている証拠です。

鏡への苦手意識

調査では、鏡で自分の顔を見るのが好きという人は約3割。逆に嫌いと答えたのは約6割にのぼります。特に40代に入ると、その傾向が顕著になっていきます。「好き」と答えた人は、メークに自信がある人との関係も関連性が高いようです。メークに自信がある人の91.9%が「鏡で自分の顔を見るのが好き」と答えています。

10年前との比較

40代の女性は、「10年前に比べ、メークが好きでなくなった」と答える人が33.4%にものぼりました。このことは、年齢による美容意識の変化を示唆しています。ある調査対象者は、「年を重ねるにつれて、顔色がくすみ、口紅が似合わなくなったり、目元のシワが気になり、メークが楽しめなくなってきた」と話しています。

メーキャップの理由

でも、気持ちが華やぐと感じる女性は依然として多く、特にメーキャップをしている40歳以上の女性のうち78%以上は「気持ちが華やぐ」と答えています。また、「人に会う」が46.4%となり、メーキャップは自己表現の一部でもあることが分かります。

新たなブランド「グロリアート」

そんな声を受けて、ナリス化粧品のポインメーキャップブランド「グロリアート」は、リニューアルを行い、2月21日より新製品を展開します。特に、60代、70代としても対応可能な色展開や、肌に優しい成分を取り入れることで、メーキャップを楽しむ女性を増やすことを目指しています。

新製品は「若々しさ」をテーマに、口紅やアイカラーなど多彩な色を揃え、女性たちに再びメークを楽しむ機会を提供します。