健康に貢献する脂質研究の成果を国際舞台で発表!
日清オイリオグループ株式会社は、健康に寄与する「脂質」の重要性を掲げており、先日、国際脂質学会 (ISSFAL)での発表を通じてその成果を世界にアピールしました。2025年にカナダのケベックシティで行われるこの大会は、食事性脂肪酸や脂質が健康と疾病にどう影響を与えるかについての理解を深めるために設立されました。
当社は「日清オイリオグループ ビジョン2030」に基づき、人々の健康をサポートするために脂質栄養のエビデンスを集める努力を続けています。今回の学会では、特にMCT(中鎖脂肪酸)とオメガ3系脂肪酸の健康効果に関する研究成果を発表しました。
MCTの脂肪燃焼機能を明らかに
日清オイリオが発表した内容の一つは、MCTが低強度の運動時に脂肪燃焼を促進する効果を持つというものでした。具体的には、運動習慣のないBMIが高めの方々において、毎日2gのMCTを継続的に摂取することで、生活スタイルを大きく変えずとも脂肪の酸化が促進されることが示されたのです。
この研究結果は特に注目を浴びており、肥満予防や体重管理においてMCTの効果が期待されます。今後の生活習慣病の予防策として、MCTの利用が広がることが予想されます。
α-リノレン酸の血管機能への影響
また、もう一つの発表では、α-リノレン酸が血圧や血管の柔軟性に与える影響にフォーカスを当てました。この研究では、日本人を対象にした調査を行い、α-リノレン酸が血管機能の維持に寄与する可能性を見いだしました。循環器機能を正常に保つことは、高血圧や動脈硬化などのリスクを軽減し、健康寿命を延伸させる上で非常に重要です。
スポンサードセッションでの知見
さらに、日清オイリオグループは、MCTとケトン体に関するスポンサードセッションに協賛しました。このセッションでは、MCTが脳の健康に与える影響についてさまざまな専門家からの最新の知見が紹介されました。特にアルツハイマー病におけるケトン体の効果や、MCTが血中の脂質レベルを改善する可能性が取り上げられました。
今後の展望
日清オイリオグループは、これからも脂質栄養に関するエビデンスの蓄積とその周知活動に尽力し、皆さまの健康課題の解決に貢献していく所存です。健康的な生活を送るためのサポートを、今後とも積極的に行っていきます。
国際脂質学会での発表を通じて、より多くの人々に適切な脂質の摂取について認知してもらい、健康維持への関心を高めていく努力を続けます。