第18回 日本美容医療学会 研究会の開催報告
2025年4月25日(金)、大阪市北区にて「理想のさらに一歩先へ。」をテーマに「第18回 日本美容医療学会 研究会」が行われました。一般社団法人日本美容医療学会(略称:JAPSA)が主催し、全国から集まった医師たちが美容医療分野の最新技術や研究成果を発表しました。
参加者と発表内容
今回の研究会には、全国から47名の医師が参加し、11の演題が発表されました。特に注目を集めたのは、JAPSAの特徴である「Live surgery」です。このプログラムでは、基礎から応用技術までを学ぶことができ、多くの参加者が高い関心を寄せました。プログラムの中で、医療現場における新しいアプローチや治療法について活発な議論が展開されました。
講師陣の紹介
主要な講師には、寺西 宏王先生(TCB東京中央美容外科 理事長)、荻野 晶弘先生(東邦大学医療センター 大森病院 形成外科学講座 主任教授)、清水 史明先生(大分大学医学部附属病院 形成外科 教授)、高見 昌司先生(心斎橋Aiクリニック 院長)、瀬﨑 伸一先生(小倉記念病院形成外科 部長)、村田 将光先生(博多もへじのクリニック 院長)が参加しました。
主な講演・発表内容
一般演題
松村 圭祐先生が発表した内容は、実際に施術を受けた患者の満足度を綿密に分析したものです。
中上 勝一朗先生が、術後合併症についての情報を提供しました。
奥村 公貴先生は、施術後に発生する可能性のあるトラブルへの対処法を解説しました。
宗像 寿祥先生が手術内容を詳述しました。
ランチョンセミナー
特別セッションでは、
YVOIRE注入法と超音波ガイド技術を駆使する方法について、KIM先生(キム・ジョンソ形成外科クリニック院長)がその知見を共有しました。また、寺西 宏王先生との共演で注入に関する技術を深く掘り下げました。
ビデオシンポジウム
大隈 宏通先生が、自院の手法を詳しく解説しました。
梅田 将志先生が提案する新しい再生技術が話題になりました。
田村 太一先生が美に対する哲学とその施術法を共有しました。
Live Surgery
このセッションでは、実際の手術がリアルタイムで行われ、参加者との意見交換が非常に活発に行われました。高見 昌司先生が眼瞼手術を、田村 太一先生が脂肪注入をそれぞれ解説し、施術のポイントを明確にしました。
第8回二重埋没グランプリ
さらには、若手医師による技術コンペティションも行われ、山口 征大先生がグランプリを獲得しました。その技術の高さが証明され、参加者全員が刺激を受ける場となりました。
次回の開催に向けて
次回の日本美容医療学会研究会は2025年7月25日に予定されています。美容医療業界の進化にともない、ますます重要な位置付けとなるこの学会。現場で実践する医師が新たな知見を得るための場所として、さらなる発展が期待されています。参加申込は
こちらから可能です。
JAPSAの役割と使命
一般社団法人日本美容医療学会(JAPSA)は、美容医療業界をリードする医師の育成を目指し、全国の美容外科医の技術向上に努めています。今後も、新しい施術や技術を学べる場を提供し、美容医療の発展に貢献していく所存です。