一宮工場オープンファクトリーで紡績の魅力発見！新時代のウールの可能性とは

一宮工場オープンファクトリーで体験する紡績の世界

10月24日から26日まで、愛知県一宮市で「ひつじサミット尾州」が開催されます。このイベントは、三大毛織物産地である尾州地域を活性化し、ウールの持続可能性を広めることを目指しています。その中でも、1751年に創業した繊維商社タキヒヨー株式会社が提供する一宮工場のオープンファクトリーは特に注目されています。

英式紡績機の魅力

タキヒヨー株式会社の一宮工場では、昨年に引き続き、世界的に珍しい英式紡績機「ブラッドフォードシステム」を使った紡績工程の見学ができる貴重な機会を提供します。日本国内にほとんど残されていないこの紡績機は、産業革命の時代における手工業の遺産であり、その独特の風合いは現代のフランス式紡績機では表現できないものがあります。

イベントでは、観客が「ワタが糸になる様子」を実際に目の当たりにすることができ、特に製造工程や素材について詳しく学べる貴重な体験が可能です。参加者は、事前に予約し、定員のある回に参加することができます。小学生以上が対象なので、家族連れでも楽しめる内容となっています。

限定ファクトリーショップ

さらに、タキヒヨーのオープンファクトリーでは、英式梳毛紡績から生まれた糸や生地、雑貨など、一般に流通していないオリジナル商品を特別価格で販売するファクトリーショップも開設されます。この機会に、ぜひ慎重に選ばれた高品質な製品を手に入れるチャンスをお見逃しなく！

ファクトリーショップは、10月26日と27日にオープンし、予約の必要はありません。自分のスタイルにぴったりなアイテムを探しに、遊びに来てください。

地域への取り組み

タキヒヨーは、環境配慮型の素材として評価されているウールの持続可能性をアピールし、地域に根ざした企業としての責任を果たすために、日々努力しています。他社との協力を通じて、地域創生を図り、新しい担い手の育成にも注力しています。

ひつじサミット尾州の全体像

「ひつじサミット尾州」は、さまざまな楽しみ方を提供するイベントで、工場見学やものづくり体験、グルメ、ショッピングなど、参加者がウールの美しさを実感できる体験が用意されています。2021年以降延べ6万人以上が参加した人気イベントで、今年も40カ所以上の会場で開催されます。

参加希望者は、公式サイトから詳細をチェックし、オープンファクトリーへの参加及びファクトリーショップの訪問を計画してください。あなたもぜひ、ウールの世界に足を踏み入れて、新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。