和歌山・星霜で陶芸と絵画の二人展『うつろいと存在』開催！

和歌山の静音を感じる二人展『うつろいと存在』

和歌山の静かな場所に佇むセンス溢れるショップ『星霜』。2025年5月24日から6月28日まで、陶芸家の森田春菜さんと画家の新谷仁美さんによる二人展『うつろいと存在』が開催されます。この展覧会では、異なる素材でありながら共通するテーマを持つ二人の作家の作品が一堂に会する機会です。

森田春菜さんの作品は、土の質感とそのゆらぎを大切にした抽象的なオブジェが特徴です。彼女は、作品に用途や名前を与えないことで、見る人が自由に解釈できるような静けさを持つ存在を生み出しています。新谷仁美さんは、アクリル絵の具を使用し、夢と現実の間に漂うような作品を創作しています。彼女の作品も、タイトルを持たず、自然の中で感じる「気配」が観る者に残る余韻を大切にしています。

二人展のタイトルである『うつろいと存在』は、かたちのないものと、かたちを持つものが静かに向き合う時間を思わせます。私たちは展覧会を通じて、季節の移ろいの中でただ「存在すること」の美しさを体感することができるでしょう。抽象的でありながら、確かに目の前に広がる世界。訪れる人々の心に静かに意味が芽生えていくことでしょう。