ルネ・ラリックのファッション図鑑展が開幕
株式会社アディスミューズが製作協力を行った「ルネ・ラリックのファッション図鑑」が、3月22日から箱根ラリック美術館で始まりました。この展覧会は、ルネ・ラリックの没後80年と美術館の開館20周年を祝う重要なイベントです。
ルネ・ラリックのファッションアート
ルネ・ラリック(1860-1945)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、独創的なジュエリー作家として名を馳せ、ファッション界にも多大な影響を及ぼしました。彼が創り出した服飾アイテムは、アール・ヌーヴォーの流麗な曲線美とジャポニスムの影響を色濃く反映しています。
本展では、ラリックの作品をファッションの観点から紹介することで、彼の創造力を再評価しようとしています。特に注目されるのは、彼の服飾アイテムを実際にドレス形式で着用した初めての試みであり、来場者にとって特別な体験となるでしょう。
展示項目には、1902-1904年頃のコサージュブローチ「バラ」や1901-1903年頃のハンドバッグ「フジとクワガタソウ」など、歴史的なアイテムが揃います。また、各アイテムは美しいマネキンに装着されて展示され、よりリアルに彼の作品を感じることができる工夫がされています。
マネキンの製作背景
アディスミューズでは、ラリックの没後80年を記念し、展覧会のために20世紀初頭のシルエットを再現した特注のマネキンを製作しました。特に、ウエストを引き締める曲線的なシルエットを忠実に再現するため、細心の注意を払ってマネキンを選びました。
展示用のマネキンには腕部分も特注で仕立てられ、手先の形状に関してもアトリエで相談を重ねながら調整しています。さらに、ヘッドマネキンとウィッグの提供も行い、当時のヘアスタイルを再現するために専門家の意見を参考にしつつ製作しました。この取り組みにより、展示品との調和が図られ、当時のファッションの魅力がより引き立っています。
こだわりの展示空間
アディスミューズでは、マネキンはただ衣服を着せるだけではなく、展示全体の世界観を表現する重要な要素だと考えています。お客様のニーズに合わせたオーダーメイドの製作に対応し、ボディラインの調整や色・形・サイズにまでこだわり、展示空間の完成度を高めます。
この「ルネ・ラリックのファッション図鑑」展のように、時代背景を踏まえた展示やブランドアイデンティティを強調するディスプレイについて検討されている方は、ぜひアディスミューズに相談してみてください。
展覧会の詳細
「ルネ・ラリックのファッション図鑑」展は2025年3月22日から11月30日まで、箱根ラリック美術館の2階企画展示室で開催されます。興味がある方は、ぜひ足を運んで、過去と現在の美の世界を一緒に楽しみましょう。詳しい情報は公式サイトをご覧ください。