虎萬元の冬の名物『発酵白菜鍋』について
1994年に創業し、南青山で多くの中国料理ファンに愛されている「虎萬元」。この冬、同店の人気メニューである発酵白菜鍋が進化を遂げました。これまでの伝統的なレシピに、新たにヨーグルトを取り入れ、より美味しさと健康への配慮がなされたと評判です。
ヨーグルトで加わったまろやかな酸味
冬の寒さをしっかりと感じるこの季節、温かい鍋料理は心も体も温めてくれます。「発酵白菜鍋」は、特に栄養満点で体調を整える効果が期待できる料理です。この鍋は、鶏ガラスープをベースに、豚バラ肉やスペアリブ、豚団子、さつまいも春雨、きくらげが贅沢に盛り込まれており、家庭的で優しい味わいが特徴です。
そして特筆すべきは、白菜の漬物をヨーグルトで発酵させている点。これによって、従来の酸味とは一味違う、まろやかで柔らかな酸味が加わります。ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内環境の改善に寄与し、キクラゲには発酵性食物繊維がたっぷり含まれているので、健康的にも大変良い選択です。さらに、さつまいも春雨や豚肉には食物繊維やビタミンB群が豊富で、しっかりとした栄養補給が可能。まさに、これからの忙しいシーズンにぴったりの“酸っぱ鍋”です。
新しい味わい—ヨーグルト酸菜
今年の発酵白菜鍋の特徴は、白菜の漬物「酸菜」にヨーグルトを加え、1週間寝かせることで生まれる発酵の新たな形。このヨーグルト酸菜は、通常の塩漬けではなく、独特の酸味が強調された新鮮な発酵食材として鍋にほって入れます。清湯スープと葱、生姜とともに煮込むと、具材の旨味が引き立ち、栄養がスープに溶け込みます。鍋料理では具材が主役となりがちですが、スープの奥深い味わいにもぜひ注目してほしいですね。
辛味ダレでさらに食欲倍増
この発酵白菜鍋には辛味ダレも付いており、ヨーグルトに発酵唐辛子を加えた一品。パンチの効いた酸味と辛味が混ざり合い、食欲を更にそそります。これによって、スープを最後の一滴まで味わわずにはいられません。
店舗情報
虎萬元では、発酵白菜鍋を4400円(税込)で提供。2~4人前の量で、平日は17:30から22:00まで営業しており、土曜日や祝日には21:00にラストオーダーを迎えます。また、ランチタイムには定食が1800円で提供されており、こちらも大変人気です。店内は57席あり、半個室も完備。アンティークなインテリアの中で、心ゆくまで北京料理を堪能できる贅沢な空間です。
ぜひ、この冬は虎萬元の進化した発酵白菜鍋を味わいに足を運んでみてください。心も体も癒される時間が、ここには待っています。