ジェリクルと森永製菓が提携、食料品領域の革新に向けた一歩

ジェリクルと森永製菓が提携、食料品の新時代を拓く

東京大学発のバイオベンチャー企業、ジェリクル株式会社が、森永製菓株式会社との間で食料品領域におけるコンサルティング契約を締結したことが発表されました。この提携により、ジェリクルの独自技術である「テトラゲル」を用いて食料品の新たな価値創造を目指します。この画期的な取り組みに、食業界全体の期待が寄せられています。

提携の背景と目的

ジェリクルは、これまでに医療分野での革新を追求してきました。特に、テトラゲルを用いて止血材や癒着防止材、腱再生材など、様々な医療製品を開発し、その成果を上げてきました。しかし、ジェリクルの技術は医療のみならず食料品領域にも応用可能であることが分かり、今回の契約締結に至ったのです。

森永製菓は、創業186年の歴史を持つ企業であり、食品を通じて世代を超えた愛される食を提供することを使命としています。このような背景から、ジェリクルの先進技術を活用し、食料品の製造・販売において新しい価値を提供することが期待されています。

自然の力を食卓へ

ジェリクルのテトラゲル技術は、非常に均一で制御可能なゲルであり、その特性を活かすことで、食材の質感や保存性を向上させることが可能です。また、食材の栄養素を保持することや、新しい食感を生み出すことにも寄与することが期待されます。これにより、消費者にとって魅力的で健康的な食品が提供できるようになるでしょう。

代表取締役からのメッセージ

ジェリクルの増井公祐CEOは「森永製菓との提携を大変光栄に思います。当社のゲル技術を食料品分野に活かすことで、業界に新しい可能性を提供できると確信しています」とコメント。彼の言葉から、両社の提携がもたらすポジティブな影響に対する期待が感じられます。

社会貢献へのコミットメント

ジェリクルと森永製菓のコラボレーションは、単なるビジネスの枠を超え、社会全体に良い影響をもたらすことを目指しています。持続可能な食品製造の実現に向けた新しい挑戦は、環境への配慮や健康志向が高まる中、特に重要なテーマとなっています。

今後、ジェリクルは医療分野に限らず、工業や農業など、多岐にわたる分野へも技術を展開することを計画しています。そのため、今後の活動に注目が集まり、市場にどのような新しい価値が生まれるのかが楽しみです。