万博『Harmony of Life』レポート
2025-10-31 11:30:25

2025年大阪・関西万博『Harmony of Life』特別プログラムの開催レポート

万博特別コラボ『Harmony of Life』



2025年大阪・関西万博の開催を前に、特別なイベント『Harmony of Life』が実施されました。国連パビリオンと、アニメーション監督でメカデザイナーの河森正治氏がプロデュースする『いのちめぐる冒険』が手を組み、SDGsの重要性を広める取り組みです。このイベントは、10月11日(土)に夢洲で行われました。

イベントの主旨



『Harmony of Life』は、音楽文化や子どもたちのメッセージを通じて「地球のいのちの調和」をテーマにしています。国連パビリオンやシグネチャーパビリオン『いのちめぐる冒険』の主催により、環境問題に対する意識を高める狙いがあります。

オープニングと司会



イベントは、高岸楓さん(10歳)が司会を担当。彼女はアニメ『地球のラテール』から生まれた「アースセイバー」として、絵本の英文も手がけました。アースセイバーとは、自分にできることで自然と生き物を守る活動をする地球の救世主です。『地球のラテール』は、妖精ラテールと出会った子どもが、生き物に変身して冒険に出るストーリーで、楽しみながら生物多様性について考えさせられる内容です。

代表者挨拶



イベント冒頭で、国連パビリオンのマーヘル・ナセル国連事務次長補と、河森正治プロデューサーが言葉を寄せました。ナセル氏は「“Harmony of Life”は国連の理念と密接に繋がっている」と話し、生物多様性の重要さを強調しました。一方、河森氏は「いのちのつながりは武器や力ではなく、文化が生み出す」と音楽の力を讃えました。

音楽の時間



続いて、アメリカのセオドア・チャフマン氏が演奏したピアノの生演奏が場を盛り上げました。チャフマン氏はジュリアード音楽院で学び、さまざまな演奏活動を行ってきました。演奏された曲はドビュッシーの『版画』の一部で、会場は温かい雰囲気に包まれました。

アースセイバー合唱団



次に登壇したのは、アースセイバー合唱団による「地球のオーケストラ」。この楽曲はアニメ『地球のラテール』の主題歌で、自然の大切さが込められています。作曲は野崎良太氏が担当し、特別バージョンでのパフォーマンスが行われました。歌詞に込められたメッセージは、環境問題の現実を重く受け止めながらも、未来への希望を描いています。

クロージングメッセージ



最後に、登壇者がそれぞれの感想を共有し、アースセイバーの子どもたちは環境への思いやSDGsへの実践を語りました。野崎氏の感動の声や、セオドア氏からは「音楽が国境を越える力を再確認した」とのコメントがあったことも印象的です。今回のイベントは、万博最終日の二日前に行われ、多くのゲストが見守る中、参加者が未来に向けた大切な体験を得られる機会となりました。これからのSDGs達成へ向けて、新たな一歩を踏み出したことでしょう。

国連パビリオンの役割



国連パビリオンは、持続可能な開発目標(SDGs)を遂行するために、様々な国連機関と協力しながら世界的な問題に取り組んでいます。人類が団結することで、持続可能な未来を築くことを目指し、教育的な役割を果たしています。

まとめ



『Harmony of Life』を通じて、アートと音楽が持つ力、人と自然の繋がりを再確認できました。このイベントは、子どもたちだけでなく大人にとっても心に残る経験となり、持続可能な未来に向かう道筋を示してくれるものでした。


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