若手社員が挑戦!初開催の「A-1グランプリ」
2025年4月16日から5月7日までの間、兵庫県赤穂市にある「AMAMITERRACE」で、塩のプロフェッショナルとして名高い赤穂化成株式会社が初めての一般参加型イベント「A-1グランプリ」を開催しました。このイベントは、同社の若手社員が創意工夫を凝らして考案した6種類の浅漬けを披露し、お客様がその中から一番おいしいと感じる浅漬けを選ぶというものでした。
このA-1グランプリは、もともと社員のスキルアップを目的とした「塩の使い方」に関する勉強会から生まれたものです。代表の池上良成さんの提案で、成果発表として行われた社内イベントから、一般の方々にも楽しんでもらえる形に拡大しました。
お客様の舌を唸らせた優勝作
さて、見事グランプリに輝いたのは「長芋のリンゴ漬け」です。このレシピは、甘さと爽やかさの絶妙なバランスが来場者の心を掴みました。考案した社員の赤松さんは、「開発の過程で家族にも試食してもらい、何度も改良を重ねました。リンゴの見た目を美しく保つために塩の加え方を工夫し、独自の味を生まれさせることができました」と話します。
優勝に伴い、赤松さんには5,000円分の「AMAMITERRACE」商品券が贈られました。この優勝作は、赤穂化成およびグループ会社の公式ウェブサイトにてレシピが公開される予定ですので、家庭でも楽しむことができます。
白熱したトーナメント戦
トーナメント方式で進行したイベントでは、来場者の試食と投票によって勝者が決まります。予選では「蓮根ときゅうりの浅漬け」が注目を集め、見事な食感が高く評価されました。第二回戦では、今回の優勝作となる「長芋のリンゴ漬け」が、トマトのオリーブオイル漬けと接戦を繰り広げますが、無事に勝利を収めました。決勝では、蓮根ときゅうりの浅漬け及びきゅうりの浅漬けが挑戦し、最後に「長芋のリンゴ漬け」が栄冠に輝きました。
次世代を担う社員からのコメント
赤松さんは、「このコンテストを通じて固定観念を覆す新しい浅漬けの世界を体験できました。今後の開発業務に、この経験を活かしていきたいです」と意気込みを語ります。
池上社長の今後のビジョン
また、池上社長は「今後もこのようなコンペを定期的に行い、私たちの塩文化を発信していきたい」と展望を述べ、塩の新たな可能性についての提案を続けていく構えを示しています。
赤穂化成は、400年の歴史を持つ企業で、伝統的な塩の味を現代に伝える重要な役割を担っています。今後の展開にも期待が寄せられます。
ぜひ皆さんも、新たな浅漬け文化を体験してみてはいかがでしょうか。