京成グループが「WAONAS」に参加
京成グループが、ニッケが推進するウール衣料品回収プロジェクトである「WAONAS」に参加することになりました。この取り組みは、使用済みの制服などを再資源化し、持続可能な循環型社会の実現を目指すものです。
「WAONAS」とは
「WAONAS」は、日本毛織株式会社(ニッケ)が中心となり、回収したウール混の衣料品を新たな衣料品へと再生するプロジェクトです。これにより、これまでリサイクルが難しいとされていた衣料品も環境に優しく再利用できるようになります。すなわち、廃棄処分された場合に発生する温室効果ガスの削減にもつながるのです。
京成グループは、自らの長期経営計画「Dプラン」のもと、エコロジカルなまちづくりを一つの柱として掲げています。この際に、使用済み制服を原料とする繊維リサイクルボードの製作や、食品廃棄物の再利用を進めてきました。今回は「WAONAS」との連携で、さらなる再資源化を進めることになります。
具体的な取り組み
参加の第一歩として、京成電鉄は2025年4月から新京成電鉄の使用済み制服・作業服約4トンを提供し、ニッケが再資源化して新しい衣料品に生まれ変わらせます。また、今後は京成グループのバス事業においても「WAONAS」で生まれた原料を制服に利用する予定です。こうした取り組みを通じて、京成グループとニッケは脱炭素の実現を目指しています。
環境への貢献
このプロジェクトが特に注目されるのは、ウール衣料品が持つ環境に優しい特性です。ウールは耐久性があり、長寿命であるため、環境保護にも寄与する素材です。「WAONAS」では、このようなウール衣料品を原料まで戻し、糸から再び服を織り上げる技術が実現されています。これにより、「服から服へ」という新しい循環の形が形成されています。
WAONAS循環アライアンス構想
「WAONAS」は、企業や学校などから回収したウール混衣料品を基に、循環型社会の実現に向けた事業構想も持っています。流通や製造の各社が協力し、回収や納期、品質のばらつきなどのリスクを分散することで、より確実なリサイクルを進めることが目標です。
京成グループについて
京成グループは、東京都東部や千葉、茨城を中心に、交通事業を展開している企業です。特に京成電鉄は、成田空港と都内を結ぶスカイライナーの運行により、地域の交通などに貢献しています。
日本毛織株式会社について
ニッケは、120年以上の歴史を持つウール総合メーカーで、環境保護に配慮した技術開発を続けています。今回の「WAONAS」プロジェクトは、その理念を支える重要な取り組みとなるでしょう。さらに、ニッケは「心地よい未来」をデザインする企業を目指し、持続可能な社会の構築に向けて活動しています。
このように、京成グループとニッケの「WAONAS」プロジェクトは、未来のための持続可能な取り組みを進めていく重要な一歩です。私たちも、このような循環型社会の実現に向けた動きに注目し、支えていくべきでしょう。