玄米食と認知機能
2026-02-26 11:47:47

玄米食が高齢者の認知機能を改善する新たな研究成果

玄米食が高齢者の認知機能を改善する期待



近年、平均寿命が延びる中で、高齢者の健康維持がますます重要視されています。特に、認知機能の低下や認知症が増加する中、高齢者の生活の質を向上させるための手段が求められています。そんな中、東北大学の瀧靖之教授を中心とする研究グループが、新たに発表した研究結果が注目を集めています。それは、玄米食が高齢者の認知機能、特に遂行機能に向けて良い効果をもたらす可能性があるというものです。

研究の背景



認知症のない高齢者を対象にしたこの研究は、60歳以上の56名を対象に行われました。参加者は、主に長期入所型の介護老人保健施設や通所介護施設の利用者で、平均年齢は79歳です。この研究では、参加者を2つのグループに分け、一方のグループには玄米を、もう一方には白米を主食として摂取してもらいました。実施された介入は、週4回の玄米食を6か月間にわたるという比較的容易なものでした。

研究の結果



介入の結果、玄米を摂取したグループでは、「遂行機能」の評価指標であるFABの得点が有意に改善されました。これに対し、白米を摂取したグループでは同様の改善が見られませんでした。この結果から、定期的に玄米を食べることで、高齢者の認知機能が支えられる可能性が示されたのです。特に、日常の主食を簡単に玄米に置き換えることで、認知機能に良い影響を与えられると言えます。

玄米食の効果とは?



なぜ玄米が認知機能に寄与するのか、その理由は未だ詳細には明らかにされていませんが、玄米には白米に比べて食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。これまでの研究では、動物実験を通じて、玄米が脳内のアミロイドβを減少させ、学習・記憶機能を改善することが示されています。人を対象にした研究は限られていましたが、今回の研究によりその可能性が具体化されました。

今後の展望



今回の研究結果は、認知機能の維持を目指す高齢者にとって、非常に意味のある結果を示しています。玄米を週4回も食べるという習慣が、日常生活に無理なく取り入れやすいものであり、今後はこれを広く普及させる取り組みが期待されます。高齢者の認知機能を改善するための食習慣として、玄米食の社会的な実装が求められる今、私たち一人ひとりがその重要性を意識し、健康維持につなげていくことが必要です。

結論



この研究成果は、2025年12月に学術誌Critical Public Healthに掲載される予定です。認知機能への影響を示す新たな選択肢として、玄米食が高齢者の健康に寄与する可能性を考えると、私たちの食生活にも新しい視点を与えてくれるでしょう。おいしく、健康をサポートする玄米を積極的に取り入れていきたいですね。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 東北大学 玄米 認知機能

トピックス(ライフスタイル・カルチャー)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。