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新たな味わい！未利用魚アイゴの魅力

近年、フードロス問題が世界的に注目されていますが、その中で本物の美味しさを追求しつつ、環境にも配慮した商品が開発されました。それが、三重県で漁獲された未利用魚「アイゴ」を使用した白身魚のフライです。この商品は、コープ自然派によって開発され、2025年2月10日より注文受付が開始されます。

アイゴとは？

アイゴは、地域によって食用として重宝される一方で、扱いが難しい魚として知られています。背びれや尻びれにトゲがあるため取り扱いに注意が必要で、内臓に特有の臭みや苦味があることから、一般的には流通していません。このような背景から、アイゴは未利用魚と呼ばれています。しかし、アイゴの豊富な旨味をうまく利用すれば、驚くほど美味しい料理が楽しめるのです。

商品の内容

新商品として登場するのは、三重県産白身魚竜田揚げと三重県産白身魚カレーフライの2種類です。どちらも冷凍で販売され、手軽に調理できるのが嬉しいポイント！

• - 三重県産白身魚竜田揚げ

価格: 438円（税込473円）
内容量: 120g
原材料: アイゴ、片栗粉、醤油、味醂、清酒、おろししょうがなど
特製のタレに漬け込まれたアイゴが、サクサクの衣で包まれています。

• - 三重県産白身魚カレーフライ

価格: 408円（税込441円）
内容量: 150g
原材料: アイゴ、パン粉、小麦粉、カレー粉など
カレーの香りが鼻をくすぐる、食欲をそそる一品です。

どちらも、衣をつけた状態で冷凍されているため、揚げたての風味を手間なく楽しめます。

未利用魚の課題と取り組み

アイゴは、その扱いの難しさにより未利用魚とされていますが、この問題を解消するため、コープ自然派はさまざまな取り組みを行っています。未利用魚はサイズ不揃いや漁獲量の少なさから市場に出回らず、多くが廃棄されています。しかし、アイゴをうまく活用することで、フードロスの削減とともに水産資源の保護にも繋がるのです。

アイゴは藻類を食べる草食性の魚類であり、藻場が減少することで漁師の収入が不安定になる問題も抱えています。コープ自然派は、持続可能な水産業に向けて、未利用魚の利活用を推進中です。

開発のきっかけ

アイゴを使用した商品開発は、2022年にコープ自然派の「連合商品委員会」にて始まりました。応対したのは、鳥羽磯部漁業協同組合のメンバーで、会では藻場の重要性やSDGsの取り組みについて多くの学びがありました。アイゴを使った製品化は、豊かな海の生態系を守るために必要なステップなのです。

コープ自然派の理念

コープ自然派は、「誰もが有機農産物を食べることができる社会」を目指し、生産者と顔の見える関係を大切にしています。厳選された国産食材を活用し、環境保全型商品を中心に展開するこの組織は、私たちの生活に彩りを加え、持続可能な社会の実現に貢献しています。

ぜひ、未利用魚アイゴを使った新商品を食卓に取り入れて、手軽に美味しい食事を楽しみながら、環境保護にも貢献してみるのはいかがでしょうか？

関連リンク

サードペディア百科事典: コープ自然派 未利用魚 アイゴ