JASRACが著作権教育プログラム「JASRACキャンパス」を募集開始！

JASRACが文化芸術の未来を創る新たな取り組みを始動

2023年9月1日より、日本音楽著作権協会（JASRAC）が「寄付講座JASRACキャンパス」の2025年度に向けた募集を開始しました。このプログラムは、大学や専門学校において著作権と関連する教育を推進することを目的としています。

寄付講座JASRACキャンパスとは？

「寄付講座JASRACキャンパス」は、教育機関に対し著作権の教育や研究を強化するための寄付を行う取り組みです。選ばれた教育機関には、講座の設置及び運営に必要な費用として、1件あたり最大年間500万円が支給されます。この寄付金は法学、文化芸術、エンターテインメント、生成AIなど、幅広い分野における著作権に関する講座に利用することができます。

増す著作権への理解の重要性

昨今、SNSや生成AIの普及によって、著作権についての十分な理解が求められる場面が増えています。JASRACは、このプログラムを通じて、著作権の知識を学ぶことができる環境を提供することで、文化芸術が尊重される社会を作る手助けをしていきたいと考えています。

募集概要

2025年度の募集は以下の期間に行われます。

- 募集期間: 2025年9月1日（月）から同年9月30日（火）まで
- 対象となる学校: 大学、大学院、短期大学、専修学校の専門課程、高等専門学校
- 設置件数: 約5件を予定
- 寄付金額: 1件当たり年間500万円が上限

応募条件

寄付講座の設置にあたっては、いくつかの応募条件があります。
1. 講座の目標が、著作権等の教育・研究を深め、文化や芸術の尊重に繋がるものになっていること。
2. 2026年度または2027年度に初めて講座を開講すること。
3. 2年以上、5年以下の期間で講座を設置できること。
4. 大学の専任教員が責任を持つこと。
5. 複数の学部や研究科にて学生が受講できること。

選考方法

選考はJASRACの選考委員会によって行われ、書類審査を通じて適切な教育機関が選定されます。書面審査は2025年の10月から11月を予定しており、決定は同年12月上旬です。

過去の実績

昨年度は全国の大学から多数の応募があり、6校がこの寄付講座に選ばれました。これからも多くの教育機関からの応募を期待しています。

申し込みに興味がもたれた方は、ぜひ添付の募集要項を確認し、応募をお考えください。JASRACは、著作権教育の重要性に関する理解を深め、新しい人材の育成に寄与していくことを目指してまいります。詳しくはこちらを参照してください。