舞台化決定!「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
2026年1月、東京芸術劇場にて村上春樹の名作『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が舞台化されます。この作品は、日本だけでなく海外でも多くのファンに愛され続けている長編小説です。演出を手がけるのは、フランスのアーティストフィリップ・ドゥクフレ、主演には実力派俳優の藤原竜也さんが選ばれました。
村上春樹と藤原竜也のコラボレーション
藤原竜也は、若干15歳で蜷川幸雄に見いだされた俳優で、以降、数々の舞台や映像でその名を広めてきました。彼が村上春樹の作品に取り組むのは今回が初めてで、その挑戦に対する期待が高まります。藤原は、「村上作品との出会いが、自分の俳優人生のターニングポイントになる」と語っています。
フィリップ・ドゥクフレの独自な演出
演出・振付のフィリップ・ドゥクフレは、サーカスや映像技術を取り入れた独自のスタイルで知られるアーティストです。彼が手掛ける舞台には、観客を引き込む魅力が詰まっており、このプロジェクトに取り組むことを心から嬉しく思っています。彼は「この壮大なプロジェクトに自分の感性を持ち込む」と意気込んでおり、観客に時空を超えた村上ワールドを体験させる準備をしています。
物語の概要
本作品は、二つの異なる世界が並行して描かれる形を取っており、観客は複雑な物語の中に引き込まれることでしょう。この作品を通じて、生きる意味や自己を問いかけるテーマが浮かび上がります。
- - 世界の終り:高い壁に囲まれた不思議な街で、“僕”は影を切り離され、心を失う運命に。図書館で出会った少女の助けを借りながら、街の秘密に迫ります。
- - ハードボイルド・ワンダーランド:計算士として働く“私”は、博士の依頼で暗号技術「シャフリング」を駆使していく中で、驚きの展開に巻き込まれていく。
上演情報
舞台は2026年1月より、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕。その後、宮城・愛知・兵庫・福岡等を巡回するツアー公演も予定されています。詳細な配役やチケット情報は後日発表されますので、ぜひ公式HPやSNSをチェックしてみてください。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」がどのような形で生まれ変わるのか、今から楽しみです。村上春樹が描く幻想的な世界と藤原竜也の演技、フィリップ・ドゥクフレの独創性が交わる瞬間を、ぜひお見逃しなく!