デジタル庁がISMAPクラウドサービスリストを最新化し安全性を強化

デジタル庁がISMAPクラウドサービスリストを更新

2025年4月28日、デジタル庁が政府情報システム用のセキュリティ評価制度『ISMAP』に基づくクラウドサービスリストを更新しました。このリストは、安全性が確認されたクラウドサービスを掲載しており、特に官民のインフラ整備に寄与することを目的としています。

ISMAPとは？

ISMAP（Information System Security Management and Assessment Program）は、デジタル庁が策定したクラウドサービスのセキュリティ評価制度です。この制度により、国内外のクラウドサービスが定められた基準をクリアし、一定の安全性を持つと評価された場合のみ、リストに掲載されることになります。

その結果、企業や組織が導入するクラウドサービスに対して安心感を提供し、日本全体のデジタル社会の安全を確保するための重要なステップとなります。

更新されたクラウドサービスリスト

今回のリスト更新では、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）の専用ポータルサイトにて、最新のクラウドサービス情報が公開されています。新たに評価に合格したサービスだけでなく、既存のサービスの詳細情報も見ることができ、導入を検討する企業や行政の方々にとって有益な情報源となるでしょう。

特に注目すべきは、これまでの評価プロセスの透明性や、各サービスの特長を詳しく示すために、利用者の声やフィードバックをもとに改訂された点です。評価を受けたサービスは、安心して利用することができるため、特に機密性の高い情報を取り扱う官公庁や企業にとっては必見です。

デジタル社会の形成を目指して

デジタル庁は、今後も引き続きデジタル社会の形成に取り組み、DX（デジタル・トランスフォーメーション）を推進していく方針です。ISMAPの導入はその一環であり、将来的にはもっと多くのクラウドサービスがこの評価基準に基づくリストに加わることが期待されています。また、クラウドサービスの選定に関するガイドラインも整備しており、適切なサービスを選ぶ際の参考情報として活用されることでしょう。