カゴメ株式会社の新たな快挙
愛知県名古屋市に本社を置くカゴメ株式会社が、国際的な非営利団体であるCDPの「サプライヤー・エンゲージメント評価」で、2022年に続き最高評価となる「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されました。この評価は、気候変動に対する意識を高め、サプライヤーとの強い協力関係を築くことに大きく貢献しています。
サプライヤー・エンゲージメント評価とは?
CDPは、企業の環境情報開示を評価するグローバルスタンダードとして知られています。「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、企業がいかにサプライヤーと連携し、気候変動に対する対策を推進しているかを評価します。この評価においては、企業の「カバナンス」「目標」「Scope3排出量」「バリューチェーン・エンゲージメント」といった要素が重要視されます。
カゴメの取り組み
カゴメでは、2030年に向けた温室効果ガス排出の削減目標を設定し、サイエンス・ベースド・ターゲッツ(SBT)イニシアチブを2022年に取得しています。さらに、2025年には農業などの土地利用に関する温室効果ガス排出削減のための短期目標認定も取得予定です。特に、Scope3の排出量削減にはサプライヤーの協力が不可欠であり、彼らの温室効果ガス排出量の把握や削減目標の共有を進めています。
サプライヤーとの協働の重要性
今回のCDP評価では、温室効果ガス排出の削減だけでなく、サプライヤーとの積極的な協力体制が評価されました。カゴメは、気候変動への取り組みを強化することで、持続可能な社会を実現するための重要な役割を果たしています。サプライヤーとのエンゲージメントを通じて、企業全体で環境への配慮を広げていくことを目指しています。
未来へのビジョン
温暖化や他の環境問題が深刻化する中、カゴメは今後も持続可能な地球環境の実現に向けた取り組みを強化していく方針です。温室効果ガス排出量の削減を優先課題として位置づけ、さらなるイノベーションと技術革新を追求していきます。企業が次世代に向けて持続可能な未来をつくるために重要なステップを進める中、カゴメはそのリーダーとしての姿勢を貫いていくでしょう。